パーシャルエンジンASSY(1NZ-FE)  点検

準備品一覧



1. チェーンSUB-ASSY点検


    A285485J01
  1. バネばかりを使用して、140N {14.3kgf} の力を加えたとき、チェーンSUB-ASSYの長さを測定する。
    イラスト内指示文字 
    *a
    測定箇所

    限度
    123.2 mm

    □ 参 考 □
    1. 限度以上の場合は、チェーンSUB-ASSYを交換する。
    2. 測定は3箇所以上行い、平均値を出し判断する。



2. チェーン テンショナASSY NO.1点検


    A011223J02
  1. カムを起しロックを解除した状態で、プランジャを押してスムースに動くことを確認する。
    イラスト内指示文字 
    *1
    カム

  2. カムのロックが効いた状態でプランジャを押しても動かないことを確認する。

    □ 参 考 □
    スムーズに動かない場合は、チェーンテンショナASSY No.1 を交換する。



3. カムシャフトタイミング ギヤASSY点検
  1. チェーンSUB-ASSYをカムシャフトタイミング ギヤASSYに取り付ける。



  2. A090327J01
  3. ノギスを使用して、外径を測定する。

    基準値
    97.4 mm

    限度
    96.2 mm

    ■ 注 意 ■
    チェーンSUB-ASSYのローラ部にノギスを当て測定する。

    □ 参 考 □
    限度以下の場合は、カムシャフトタイミングギヤASSYを交換する。



4. カムシャフトタイミング ギヤ OR スプロケット点検
  1. チェーンSUB-ASSYをカムシャフトタイミング ギヤ OR スプロケットに取り付ける。



  2. A090328J01
  3. ノギスを使用して、外径を測定する。

    基準値
    97.4 mm

    限度
    96.2 mm

    ■ 注 意 ■
    チェーンSUB-ASSYのローラ部にノギスを当て測定する。

    □ 参 考 □
    限度以下の場合は、カムシャフトタイミング ギヤ OR スプロケットを交換する。



5. カムシャフトタイミング ギヤASSY点検
  1. カムシャフトのサービス用六角部をアルミなどの口金を介してバイスに固定する。

    ■ 注 意 ■
    必要以上にバイスで締めすぎて、カムシャフトを傷つけない。

  2. ロック状態点検

    1. カムシャフトタイミングギヤASSYが回らないことを確認する。

  3. ロックピン解除



      A116226J04
    1. 図のようにカムジャーナルの油穴4箇所をビニールテープなどで塞ぐ。
      イラスト内指示文字 
      *1
      ゴム片
      *2
      ビニールテープ
      *a
      遅角油穴
      *b
      進角油穴
      *c
      穴を開ける
      *d
      穴を塞ぐ

      □ 参 考 □
      油穴は溝の中にあるのでゴム片などを介して塞ぐ。

    2. 反対側の油穴(進角油穴、遅角油穴)2箇所を塞いでいるビニールテープに穴を開ける。



    3. A116227J02
    4. ビニールテープに穴を開けた油穴(進角油穴、遅角油穴)2箇所に150kPa{1.5kgf/cm2}程度のエア圧力を加える。
      イラスト内指示文字 
      *a
      遅角油穴
      *b
      進角油穴

      ■ 注 意 ■
      エア圧力を加えた場合、オイルが飛散することがあるのでウエスなどで覆う。



    5. A116228J02
    6. 上記の状態から遅角油穴側のエア圧力を弱めていくと、カムシャフトタイミングギヤASSYが進角方向に回転することを確認する。
      イラスト内指示文字 
      *a
      遅角油穴
      *b
      進角油穴
      *c
      エア圧力を弱める
      *d
      圧力保持

      □ 参 考 □
      ロックピンが解除され進角方向に回転する。

    7. カムシャフトタイミングギヤASSYが最進角位置まで移動したら、遅角油穴側のエア圧力を抜いた後に、進角油穴側のエア圧力を抜く。

      ■ 注 意 ■
      進角油穴側のエア圧力を先に抜くと、カムシャフトタイミングギヤASSYが急激に遅角方向に移動し、ロックピン等の破損の恐れがあるため、必ず遅角油穴側のエア圧力を先に抜く。

  4. 摺動確認

    1. カムシャフトタイミングギヤASSYを最遅角位置を除いた可動範囲[22.5°]で2-3回転させ、摺動に異常がないことを確認する。

  5. 最遅角ロック確認

    1. 最遅角位置(可動端の最遅角側)でカムシャフトタイミングギヤASSYがロックし、回転しなくなることを確認する。



6. カムシャフト点検
  1. カムシャフト振れ点検



      A088725
    1. カムシャフトをVブロックにセットする。

    2. ダイヤルゲージを使用して、カムシャフトの振れを測定する。

      限度
      0.03 mm

      □ 参 考 □
      限度以上の場合は、カムシャフトを交換する。

  2. カム高さ点検

    □ 参 考 □
    本文中記載のタイプA およびタイプB は、以下の仕様に分かれる。
    1. タイプA: カムポジションセンサ取り付け位置、シリンダヘッド
    2. タイプB: カムポジションセンサ取り付け位置、シリンダヘッドカバー




      A037113
    1. マイクロメータを使用して、カム高さを測定する。
      カムポジションセンサ取り付け位置
      基準値
      限度
      タイプA
      41.886 to 41.986 mm
      41.786 mm
      タイプB
      41.640 to 41.740 mm
      41.540 mm

      □ 参 考 □
      限度以下の場合は、カムシャフトを交換する。

  3. カムシャフトジャーナル点検



      A037114
    1. マイクロメータを使用して、ジャーナル部外径を測定する。

      基準値
      34.449 to 34.465 mm(No.1ジャーナル)
      22.959 to 22.975 mm(No.1以外のジャーナル)

      □ 参 考 □
      基準値外の場合は、オイルクリアランスを点検する。



7. カムシャフト NO.2点検
  1. カムシャフトNo.2振れ点検

    1. カムシャフトNo.2をVブロックにセットする。

    2. ダイヤルゲージを使用して、カムシャフトの振れを測定する。

      限度
      0.03 mm

      □ 参 考 □
      限度以上の場合は、カムシャフトNo.2を交換する。

  2. カム高さ点検

    □ 参 考 □
    本文中記載のタイプA およびタイプB は、以下の仕様に分かれる。
    1. タイプA: カムポジションセンサ取り付け位置、シリンダヘッド
    2. タイプB: カムポジションセンサ取り付け位置、シリンダヘッドカバー


    1. マイクロメータを使用して、カム高さを測定する。
      カムポジションセンサ取り付け位置
      基準値
      限度
      タイプA
      41.312 to 41.412 mm
      41.212 mm
      タイプB
      40.793 to 40.893 mm
      40.693 mm

      □ 参 考 □
      限度以下の場合は、カムシャフトNo.2を交換する。

  3. カムシャフトジャーナル点検

    1. マイクロメータを使用して、ジャーナル部外径を測定する。

      基準値
      34.449 to 34.465 mm(No.1ジャーナル)
      22.959 to 22.975 mm(No.1以外のジャーナル)

      □ 参 考 □
      基準値以外の場合は、オイルクリアランスを点検する。



8. チェーンテンショナ スリッパ点検


    A090329J01
  1. ノギスを使用して、チェーンテンショナスリッパの肉厚を測定する。

    限度
    1.0 mm

    □ 参 考 □
    限度以下の場合は、チェーンテンショナスリッパを交換する。



9. チェーンバイブレーション ダンパ NO.1点検


    A090330J01
  1. ノギスを使用して、チェーンバイブレーションダンパNo. 1の肉厚を測定する。

    限度
    1.0 mm

    □ 参 考 □
    限度以下の場合は、チェーンバイブレーションダンパNo. 1を交換する。



10. チェーンバイブレーション ダンパ NO.2点検(タイプA)

□ 参 考 □
タイプA: カムポジションセンサ取り付け位置、シリンダヘッド



    A090712J01
  1. ノギスを使用して、チェーンバイブレーションダンパNo. 2の肉厚を測定する。

    限度
    1.0 mm

    □ 参 考 □
    限度以下の場合は、チェーンバイブレーションダンパNo. 2を交換する。



11. シリンダヘッドセット ボルト点検


    A090331J02
  1. ノギスを使用して、シリンダヘッドセットボルトの首下長さを測定する。
    イラスト内指示文字 
    *a
    首下長さ

    基準値
    143.5 mm

    限度
    145 mm

    □ 参 考 □
    限度以下の場合は、シリンダヘッドセットボルトを交換する。