修理書の見方 一般事項 |
修理作業は大別すると‘診断’、‘脱着、交換、分解·組み付けおよび点検·調整作業’および‘完成検査’の3工程に区分することができる。
本書は第2工程の‘脱着、交換、分解·組み付けおよび点検·調整作業’について説明したものであり、第1工程の‘診断’(セクションに掲載)および第3工程の‘完成検査’については説明を省略した。
本書では次の要素作業の記載を省略しているが、実作業においては実施する。
ジャッキおよびリフト作業
必要に応じて行う取りはずし部品の清掃、洗浄作業
目視による点検作業
作業前に準備するものとして、SST、工具、計器、油脂·その他、支持工具および不動工具·計測器があり、それらを準備品一覧セクションとして一覧記載した。ただし、準備品のうち、ツールスタンド、ジャッキ、リジッドラックなど一般整備工場に常備されていると思われる準備品については掲載を省略した。
準備品一覧でSST以外に掲載する工具または機器は、一例として案内するものであり、特定の購入先および特定の品名·品番を指定するものではない。
構成図は、必要に応じ各セクションまたはタイトルごとに掲載した。
構成図は、図中に再使用不可部品、グリース塗布箇所、プレコートボルトおよび締め付けトルクを明記した。

締め付けトルク、油脂塗布箇所、再使用不可部品は、手順の要点として記載した。
手順は要領のある項目のみを記載し、イラストにて作業部位および作業内容を記載し、説明文では細部にわたる作業方法、基準値および注意などを掲載した。
イラストは類似車種等と共有している場合がある。そのため、細部で実車と異なる場合がある。

基準値および限度は、本文中に太字で記載してある。
| 基準値 | 点検、調整時の許容範囲を掲載した。 |
| 限度 | 点検、調整時に超えてはならない最高値または最低値を表す。 |
| <警告> | 作業者や他の人に障害を及ぼす恐れのある事項、および記載事項を守らないと障害や事故につながる恐れがある事項および作業要領を掲載した。 |
| <注意> | 記載事項を守らないと車両や構成部品が損傷するため、行ってはいけない事項および作業要領で、特に注意すべき事項を掲載した。 |
| <参考> | 作業を容易にするための補足説明を、説明文から分離して掲載した。 |
本書で使用している単位は、最初にSI単位(国際単位系)、次にメートル法で表記されている。
(例)
| 項目 | SI単位 | 従来単位 | SI単位への切り換え係数 |
|---|---|---|---|
| 加速度 | m/s2
| G | 9.80665 |
| トルク、モーメント | N·m | kgf·cm | 0.0980665 |
| 力 | N | kgf | 9.80665 |
| 圧力 | kPa | kgf/cm2
| 98.0665 |
| kPa | mmHg | 0.133322 | |
| 仕事率、動力効率 | kW | PS | 0.735499 |
| W | kcal/h | 1.16279 | |
| 体積 | cm3
| cc | 1 |
| バネ定数 | N/mm | kgf/mm | 9.80665 |
| M(メガ) | 106
| D(デシ) | 10-1=0.1 |
| k(キロ) | 103
| C(センチ) | 10-2=0.01 |
| H(ヘクト) | 102
| M(ミリ) | 10-3=0.001 |
| Da(デカ) | 101
| μ(マイクロ) | 10-6=0.000001 |