シリンダブロックASSY(1NZ-FE)  組み付け

準備品一覧



1. シリンダブロック ウォータドレン コックSUB-ASSY取り付け

□ 参 考 □
本文中記載のタイプAおよびタイプBは、以下の仕様に分かれる。
  1. タイプA: カムポジションセンサ取り付け位置、シリンダヘッド
  2. タイプB: カムポジションセンサ取り付け位置、シリンダヘッドカバー

  1. シリンダブロック ウォータドレン コックSUB-ASSY取り付け(タイプA (シリンダブロック ウォータドレン コックSUB-ASSYあり)のみ)

    1. ねじ部にアドヘシブ1324を塗布する。



    2. A064756J02
    3. 規定トルクにて締め付け後、1回転以内の増し締めでシリンダブロック ウォータドレン コックSUB-ASSYのパイプ位置を下側にセットする。

      基準値
      T = 35 N・m{ 357 kgf・cm }

      ■ 注 意 ■
      1. 3分以内に取り付ける。
      2. 取り付け後、1時間以内は冷却水を注入しないで放置する。
      3. シリンダブロック ウォータドレン コックSUB-ASSYの位置合わせは必ず1回転以内の増し締めで行ない、一度増し締めを行なった後は絶対にゆるめない。
      4. 取り付け角度は真下に対し±40°以内に取り付ける。



2. プラグ NO. 1 (ヘッドテーパスクリュ ツキ)取り付け

□ 参 考 □
本文中記載のタイプAおよびタイプBは、以下の仕様に分かれる。
  1. タイプA: カムポジションセンサ取り付け位置、シリンダヘッド
  2. タイプB: カムポジションセンサ取り付け位置、シリンダヘッドカバー

  1. プラグ NO. 1 (ヘッドテーパスクリュ ツキ)取り付け(タイプA (シリンダブロック ウォータドレン コックSUB-ASSYなし)のみ)

    1. ねじ部にアドヘシブ1324を塗布する。

    2. プラグ NO. 1 (ヘッドテーパスクリュ ツキ)を取り付ける。

      基準値
      T = 30 N・m{ 306 kgf・cm }

      ■ 注 意 ■
      1. 3分以内に取り付ける。
      2. 取り付け後、1時間以内は冷却水を注入しないで放置する。



3. コネクタチューブ取り付け

□ 参 考 □
本文中記載のタイプAおよびタイプBは、以下の仕様に分かれる。
  1. タイプA: カムポジションセンサ取り付け位置、シリンダヘッド
  2. タイプB: カムポジションセンサ取り付け位置、シリンダヘッドカバー

  1. コネクタチューブ取り付け(タイプBのみ)

    1. ねじ部にアドヘシブ1324を塗布する。

    2. コネクタチューブを取り付ける。

      基準値
      T = 30 N・m{ 306 kgf・cm }

      ■ 注 意 ■
      1. 3分以内に取り付ける。
      2. 取り付け後、1時間以内は冷却水を注入しないで放置する。



4. オイル ジェット取り付け


    A030192J02
  1. シリンダブロック凹部とオイルジェット位置決めブラケットを合わせて打ち込む。
    イラスト内指示文字 
    *a
    合わせる

    ■ 注 意 ■
    オイルジェット先端部をたたかない。



5. ストレートピン取り付け

□ 参 考 □
シリンダブロックSUB-ASSY交換時に作業を行う。



  1. プラスチックハンマーを使用して、新品のストレートピンを打ち込む。


    A107304J05


    イラスト内指示文字 
    *a
    上面
    *b
    フロント側
    *c
    下面
    *d
    リヤ側

    基準値
    8.5 to 9.5 mm (ピンA、B)(突き出し量)
    18.5 to 19.5 mm (ピンC)(突き出し量)
    11.5 to 12.5mm (ピンD)(突き出し量)



6. リングピン取り付け

□ 参 考 □
シリンダブロック交換時に作業を行う。



    A107305J02
  1. プラスチックハンマーを使用して、新品のリングピンを打ち込む。
    イラスト内指示文字 
    *a
    フロント側

    基準値
    3.5 to 4.5mm (突き出し量)



7. スタッドボルト取り付け


  1. 図の位置にスタッドボルト7本を取り付ける。


    A107306J04

    基準値
    T = 5.0 N・m{ 51 kgf・cm } (スタッドボルトA、B、D)
    T = 11 N・m{ 112 kgf・cm } (スタッドボルトC)

    ■ 注 意 ■
    図のスタッドボルトは、下側がシリンダブロックSUB-ASSY取り付け側となる。



8. クランクシャフト取り付け
  1. メインジャーナルおよびクランクシャフトベアリングを清掃する。

  2. クランクシャフトベアリングNo. 1取り付け



      A269149J01
    1. 図のように、クランクシャフトベアリングNo. 1をシリンダブロックSUB-ASSYに取り付ける。
      イラスト内指示文字 
      *a
      OK
      *b
      NG

      ■ 注 意 ■
      1. クランクシャフトベアリングNo. 1給油穴からシリンダブロック油溝の線が見えること。
      2. シリンダブロックSUB-ASSYのクランクシャフトベアリング取り付け面およびクランクシャフトベアリングNo. 1背面にエンジンオイルを塗布しない。

  3. クランクシャフトベアリングNo. 2取り付け

    1. クランクシャフトベアリングキャップの中央付近に入るように、クランクシャフトベアリングNo. 2をクランクシャフトベアリングキャップに取り付ける。

      ■ 注 意 ■
      クランクシャフトベアリングキャップのクランクシャフトベアリング取り付け面およびクランクシャフトベアリングNo. 2背面にエンジンオイルを塗布しない。



    2. A269150J01
    3. ノギスを使用して、クランクシャフトベアリングキャップ端面から、クランクシャフトベアリングNo. 2端面までの距離を測定する。
      イラスト内指示文字 
      *1
      ノギス

      基準値
      A-BまたはB-A=0 to 0.7 mm



  4. A090753J01
  5. 油溝を外側に向け、クランクシャフトスラストワッシャUPRをシリンダブロックSUB-ASSYのNo. 3ジャーナルの前後面に取り付ける。

  6. クランクシャフトベアリングNo.1にエンジンオイルを塗布し、クランクシャフトをシリンダブロックSUB-ASSYに取り付ける。



  7. A267077J01
  8. クランクシャフトベアリングキャップのフロントマークおよび打刻番号を確認してシリンダブロックSUB-ASSYに取り付ける。
    イラスト内指示文字 
    *a
    フロントマーク
    *b
    キャップNo打刻
    *c
    フロントマークおよびキャップNo打刻

  9. クランクシャフトベアリングのベアリング表面、ボルトのねじ部および座面に少量のエンジンオイルを塗布する。



  10. A090744J03
  11. ソケットレンチ12 mmを使用して、図の順序でボルトを2-3回に分けて仮締めした後、規定トルクで締め付ける。

    基準値
    T = 22 N・m{ 224 kgf・cm }

    ■ 注 意 ■
    クランクシャフトがスムースに回転することを確認しながら締め付ける。

  12. ボルト頭部のフロント側にペイントマークを付ける。



  13. A030057J02
  14. ペイントマークを目安に各ボルトを締め付け順序で90°増し締めする。
    イラスト内指示文字 
    *a
    90°締め付ける
    *b
    ペイントマーク
    V100136
    エンジンフロント

  15. 全てのペイントマークが90°締め付けられた方向にあることを確認する。



9. ピストンSUB-ASSY(ピン ツキ)取り付け
  1. ピストンピンおよびコネクティングロッド小端部にエンジンオイルを塗布する。



  2. A090755J02
  3. ピストンおよびコネクティングロッドキャップのフロントマークを合わせる。
    イラスト内指示文字 
    *a
    フロントマーク



  4. A092173J02
  5. SSTおよびプレスを使用して、ピストンピンを圧入する。
    イラスト内指示文字 
    *1
    コネクティングロッド
    *2
    ピストンピン
    *3
    ピストン

    SST
    09221-25026   (09221-00021, 09221-00030, 09221-00090, 09221-00100, 09221-00150)

    ■ 注 意 ■
    ピストンとピストンピンの組み合せを変えない。



10. コネクティングロッド ベアリング取り付け


    A090757J02
  1. コネクティングロッドベアリングをコネクティングロッドおよびコネクティングロッドキャップにツメ位置および油穴を合わせて組み付ける。
    イラスト内指示文字 
    *a
    ツメ位置

    ■ 注 意 ■
    コネクティングロッド、コネクティングロッドキャップのコネクティングロッドベアリング取り付け面およびコネクティングロッドベアリング裏面にエンジンオイルを塗布しない。



11. ピストン リングセット取り付け

□ 参 考 □
  1. 上下の向きを間違えないようにする。
  2. 再使用する場合は、ピストンとの組み合わせを変えない。

  1. オイルリングを手で取り付ける。



  2. A094148J02
  3. ピストンリングツールを使用して、コンプレッションリングを取り付ける。
    イラスト内指示文字 
    *a
    1R(上側)
    *b
    コンプレッションリングNo.1
    *c
    コンプレッションリングNo.2

    □ 参 考 □
    1. コンプレッションリングNo. 1は、図のように識別マーク(1R)を上にしてピストンに取り付ける。
    2. コンプレッションリングNo. 2は、図のような向きでピストンに取り付ける。



  4. A107301J02
  5. ピストンリングの合い口を図の位置にする。
    イラスト内指示文字 
    *a
    トップリングおよびエキスパンダ(オイルリング)
    *b
    下側サイドレール(オイルリング)
    *c
    上側サイドレール(オイルリング)
    *d
    セカンドリング
    V100135
    フロント



12. ピストン ウイズ コネクテイングロツド取り付け
  1. シリンダ壁面、ピストン外周およびコネクティングロッドベアリング表面にエンジンオイルを塗布する。

  2. ピストンリングの合い口を確認する。



  3. A090760J02
  4. フロントマークを確認し、ピストンリングコンプレッサーを使用してピストンウィズコネクティングロッドを取り付ける。
    イラスト内指示文字 
    *a
    フロントマーク

    ■ 注 意 ■
    コネクティングロッドとコネクテイングロツドキャップは分解時と同じ組み合わせにしておく。



  5. A090741J03
  6. コネクティングロッドとコネクテイングロツドキャップの組み合せおよびコネクテイングロツドキャップのフロントマークを確認して、コネクティングロッドにコネクテイングロツドキャップを組み付ける。
    イラスト内指示文字 
    *a
    フロントマーク

  7. ボルトのねじ部および座面に少量のエンジンオイルを塗布する。



  8. A107303J02
  9. SSTを使用して、ボルトを2-3回に分けて仮締めした後、規定トルクで締め付ける。

    SST
    09205-16011  
    基準値
    T = 15 N・m{ 153 kgf・cm }

  10. ボルト頭部のフロント側にペイントマークを付ける。



  11. A030057J02
  12. ペイントマークを目安に各ボルトを90°増し締めする。
    イラスト内指示文字 
    *a
    90°締め付ける
    *b
    ペイントマーク
    V100136
    エンジンフロント

  13. 全てのペイントマークが90°締め付けられた方向にあることを確認する。

  14. クランクシャフトが滑らかに回転することを確認する。