作業上の心得および注意事項 注意事項 |
エンジン内部にホコリ、砂、金属片などの異物が混入すると不具合の原因となる。
エンジン外部に付着している砂、泥などを十分に落す。
分解した部品は、ビニールカバーなどでホコリから保護する。
部品の合わせ面や回転部分に傷があると、オイル漏れや焼き付きの原因となる。
部品の合わせ面を分解する場合は、ドライバーなどでこじらず、プラスチックハンマーで軽く衝撃をあたえ分解する。
部品をバイスに固定する場合は、直接バイスに固定せず、アルミ板を介して固定する。
各部品は組み付け前に十分に洗浄し、エアなどを吹きかけ乾燥させ、指定のオイルを塗布する。
アルカリ性薬品での洗浄禁止部品
アルミ部品、ゴム部品(シリンダヘッドカバーガスケットなど)
洗い油(灯油、ホワイトガソリンなど)での洗浄禁止部品
ゴム部品(シリンダヘッドカバーガスケットなど)
各部品は分解前と同じ位置、方向に組み付ける。
本文中で分解前の位置合わせマークまたは方向明示マークを付けるなどの指示がある場合は、必ずその指示に従う。
分解した部品は組み付け位置、方向を変えないよう分解順に整理、整頓する。
本文中で組み付け位置、方向の指示がある場合は、必ずその指示に従う。
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プレコートボルト
プレコートボルトとは、ねじ部にシールロック剤が塗布されているボルトである。
| *1 | シールロック剤 |
プレコートボルトを再度締め付けたり、緩めたり、または動かす場合は、指定の接着剤を使用して、プレコートする。
プレコート部品を再利用する場合は、ボルトおよびねじ穴の古い接着剤を取り除き、ホワイトガソリンなどで脱脂、圧縮エアで乾燥させる。次にボルトのネジ部に指定のシールロック剤を塗布し、規定トルクで締め付ける。
塗布するシールロック剤によっては、硬化するまで規定時間放置しなければならない場合がある。
ガスケット
ガスケットは必要に応じ、シール剤を使用して漏れを防ぐ。
ボルト、ナットおよびスクリュー
ボルト、ナットおよびスクリューは締め付けトルクを確認し、常にトルクレンチを使用する。
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トルクレンチ延長工具使用時の締め付け
トルクレンチにSST または工具を組み合わせ、全長を延長して締め付ける場合、トルクレンチの読みが規定締め付けトルクの値になるまで締め付けると、実際の締め付けトルクは過大となる。
本文には、規定締め付けトルクのみ記載している。SST、延長工具を使用する場合は、計算式によりトルクレンチの読みを求 める。
計算式 T’=T × L2/(L1+L2)
| T’ | トルクレンチの読み[N·m[kgf·cm]] |
| T | 規定締め付けトルク[N·m[kgf·cm]] |
| L1 | SST または工具の長さ[cm] |
| L2 | トルクレンチの長さ[cm] |
燃料系部品の脱着作業場所
風通しが良く、周囲に溶接機、グラインダー、ドリル、電気モーター、ストーブなどの火気のない場所で作業する。
気化した燃料が充満するおそれのあるピットやその近くなどでは作業しない。
燃料系部品の脱着
作業開始前に消火器を準備する。
静電気防止のため、フューエルチェンジャー、車両、フューエルタンクなどにはアース線を取り付けるとともに、足元が滑らない程度に水をまく。
電動ポンプ、作業灯などの電気機器は、火花が飛んだり高温になるおそれがあるので使用しない。
鉄ハンマーなどは、作業時に火花が飛ぶおそれがあるので使用しない。
燃料の付着したウエスは分別処理する。
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吸気経路内に金属片などの異物が入ると、エンジン本体などに悪影響を及ぼす。
吸気系部品の脱着作業を行う場合は、取りはずした吸気系部品およびエンジン側の開口部を、清潔なウエスまたはガムテープなどでふさぐ。
吸気系部品を取り付ける場合は、金属片など異物の混入がないことを確認する。
| *1 | イラストはイメージ |
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ホースを取りはずす前に、ホースの差し込み深さおよびクランプ位置を確認し、復元が確実に行えるようにする。
変形やへたりのあるクランプは、新品と交換する。
ホースを再使用する場合は、クランプをホースのクランプ跡に合わせて取り付ける。
板バネ式クランプは、取り付けた後、矢印の方向に力を加えてなじませる。
| *1 | なじませる |
| *2 | クランプ跡 |