シリンダブロックASSY(1NR-FE)  組み付け

準備品一覧



1. リングピン取り付け

□ 参 考 □
リングピンを交換しない限りはずす必要はない。



    A198047J02
  1. プラスチックハンマーを使用して、図の位置にリングピン2個を打ち込む。
    イラスト内指示文字 
    *a
    シリンダブロック上面

    突き出し量
    6.5 to 7.5 mm



2. ストレートピン取り付け

□ 参 考 □
ストレートピンを交換しない限りはずす必要はない。



  1. プラスチックハンマーを使用して、図の位置にストレートピン4個を打ち込む。


    A198048J01


    イラスト内指示文字 
    *a
    シリンダブロックフロント側
    *b
    シリンダブロックリヤ側

    基準値
    ストレートピンの種類
    突き出し量[mm]
    A
    5.5 to 6.5
    B
    11.5 to 12.5



3. クランクシャフトオイルクリアランス点検
  1. メインジャーナルおよびベアリングを清掃する。



  2. A198655J01
  3. アッパーベアリングを中央付近になるようにシリンダブロックに取り付ける。
    イラスト内指示文字 
    *a
    エンジンフロント側
    *b
    OK
    *c
    NG

    ■ 注 意 ■
    1. ベアリング取り付け面および背面にエンジンオイルを塗布しない。
    2. ブロック側油穴の端面が、ベアリング側の油穴から見えないこと。



  4. A198656J01
  5. ロワーベアリング取り付け

    1. ロワーベアリングを中央付近になるように、ベアリングキャップに取り付ける

    2. ノギスを使用して、ベアリングキャップ端面から、ロワーベアリング端面までの距離を測定する。

      基準値
      A-B = 0.7 mm以下

      ■ 注 意 ■
      ベアリング取り付け面および背面にエンジンオイルを塗布しない。

  6. クランクシャフトをシリンダブロックにセットする。



  7. A198688J01
  8. プレスゲージをクランクシャフトジャーナルの軸方向にセットする。
    イラスト内指示文字 
    *1
    プレスゲージ



  9. A198657J01
  10. ベアリングキャップのフロントマークを確認して、シリンダブロックに取り付ける。
    イラスト内指示文字 
    *a
    エンジンフロント
    *b
    フロントマークおよびジャーナル番号

  11. ボルトのねじ部および座面に少量のエンジンオイルを塗布する。

    ■ 注 意 ■
    クランクシャフトベアリングキャップ取り付けボルトは、塑性域締め付け法で締め付ける。



  12. A198039
  13. ボルト10本でベアリングキャップを仮締めする。



  14. A198039J02
  15. ベアリングキャップ10本を、図の順序で2から3回に分けて締め付ける。

    基準値
    T = 30 N・m{ 306 kgf・cm }



  16. A050671J01
  17. ボルト頭部のフロント側にペイントマークを付ける。
    イラスト内指示文字 
    *a
    エンジンフロント
    *b
    ペイントマーク
    *c
    90°締め付ける

  18. ペイントマークを目安に各ボルトを締め付け順序で90°増し締めする。

  19. 全てのペイントマークが90°締め付けられた方向にあることを確認する。

    ■ 注 意 ■
    測定時、クランクシャフトを回転させない。



  20. A198039J01
  21. 図の順序でベアリングキャップボルト10本を取りはずし、ベアリングキャップ5個を取りはずす。



  22. A198689J01
  23. プレスゲージの最も幅の広い部分を点検する。
    イラスト内指示文字 
    *1
    プレスゲージ
    *a
    シリンダブロック穴径刻印
    *b
    クランクジャーナル径刻印
    *c
    選択符号

    基準値
    0.019 to 0.043 mm

    限度
    0.049 mm

    ■ 注 意 ■
    点検後プレスゲージを完全に取り除く。

  24. 限度を超える場合は、ベアリングを選択、交換する。

    □ 参 考 □
    1. シリンダブロック穴径刻印+クランクジャーナル径刻印を計算し、ベアリング選択符号によりベアリングサイズを決める。
    2. [例]ブロック穴径刻印“3”、クランクジャーナル径刻印“5”の場合は3+5=8よってベアリング選択符号“4”を選択する。

    刻印と寸法
    刻印
    シリンダブロック穴径[mm]
    クランクジャーナル径[mm]
    0
    52.000 to 52.002
    47.999 to 48.000
    1
    52.003 to 52.004
    47.997 to 47.998
    2
    52.005 to 52.006
    47.995 to 47.996
    3
    52.007 to 52.009
    47.993 to 47.994
    4
    52.010 to 52.011
    47.991 to 47.992
    5
    52.012 to 52.013
    47.988 to 47.990
    6
    52.014 to 52.016
    -

    符号と寸法
    ブロックとクランクジャーナルの刻印合計
    ベアリング選択符号
    ベアリング中央肉厚[mm]
    オイルクリアランス[mm]
    0 to 2
    2
    1.994 to 1.997
    0.006 to 0.022
    3 to 5
    3
    1.998 to 2.000
    0.006 to 0.022
    6 to 8
    4
    2.001 to 2.003
    0.006 to 0.022
    9 to 11
    5
    2.004 to 2.006
    0.006 to 0.022



4. オイル ジェット取り付け


    A235066J01
  1. 新品のオイル ジェットをシリンダブロックに取り付ける。

    ■ 注 意 ■
    オイル ジェットの先端を叩かない。

    □ 参 考 □
    オイル ジェットのスプールがシリンダブロックに当たるまで圧入する。

    イラスト内指示文字 
    *1
    シリンダブロック
    *a
    上側
    *b
    スプール



5. オイル ノズルSUB-ASSY NO.1取り付け


    A198045
  1. ソケットヘキサゴンレンチ(5 mm)を使用して、オイルノズルNo.1 4個を取り付ける。

    基準値
    T = 10 N・m{ 102 kgf・cm }



6. ピストンSUB-ASSY(ピン ツキ)取り付け

■ 注 意 ■
ピストンピンをピストンから抜いた場合は、ピストン、ピストンピンおよびコネクティングロッドは新品に交換する。

  1. 新品のコネクティングロッドを80°C以上に加熱する。

  2. 新品のピストンピンおよび新品のコネクティングロッド小端部にエンジンオイルを塗布する。



  3. A198658J01
  4. ピストンのフロントマークとコネクティングロッドのフロントマーク合わせる。
    イラスト内指示文字 
    *a
    フロントマーク



  5. A223907J01
  6. SSTおよびプレスを使用して、ピストンピンを圧入する。
    イラスト内指示文字 
    *1
    ピストンピン
    *2
    コネクティングロッド
    *3
    ピストン
    *a
    フロントマーク
    *b
    リヤ側
    *c
    押し当てる

    SST
    09221-25026   (09221-00021, 09221-00030, 09221-00090, 09221-00100, 09221-00150)

    ■ 注 意 ■
    1. ピストンのフロントマーク側からピストンピンの圧入を行う。
    2. ピストンピン圧入後、コネクティングロッド端面をピストンピンボスのリヤ側に押し当て、ピストンとピストンピンが図の位置にあることを確認する。

  7. 組み付け後、ピストンがスムーズに動くことを確認する。



7. ピストン リングセット取り付け


    A146333J03
  1. 手でオイルリングエキスパンダおよびオイルリングを取り付ける。
    イラスト内指示文字 
    *1
    オイルリング
    *2
    オイルリングエキスパンダ
    *a
    エキスパンダ継ぎ目
    *b
    オイルリング合口

    ■ 注 意 ■
    1. オイルリング合口をエキスパンダ合口の反対側になるように組み付ける。
    2. エキスパンダをオイルリング内溝に確実に取り付ける。



  2. A198038J01
  3. ピストンリングツールを使用して、打刻マークを上にしてコンプレッションリングNo.1およびコンプレッションリングNo.2を取り付ける。

    □ 参 考 □
    1. コンプレッションリングNo.2は切り欠きを下面にして取り付ける。
    2. コンプレッションリングNo.1およびNo.2の打刻が上面になるように組み付ける。

    イラスト内指示文字 
    *1
    コンプレッションリングNo.1
    *2
    コンプレッションリングNo.2
    *a
    上側



  4. A198663J01
  5. ピストンリングの合い口を図の位置にする。
    イラスト内指示文字 
    *1
    オイルリング
    *2
    コンプレッションリングNo.2
    *3
    コンプレッションリングNo.1
    *4
    エキスパンダ
    *a
    フロント側



8. クランクシャフト ベアリング取り付け
  1. メインジャーナルおよびベアリングを清掃する。



  2. A198655J01
  3. アッパーベアリングを中央付近になるようにシリンダブロックに取り付ける。
    イラスト内指示文字 
    *a
    エンジンフロント側
    *b
    OK
    *c
    NG

    ■ 注 意 ■
    1. ベアリング取り付け面および背面にエンジンオイルを塗布しない。
    2. ブロック側油穴の端面が、ベアリング側の油穴から見えないこと。



  4. A198656J01
  5. ロワーベアリング取り付け

    1. ロワーベアリングを中央付近になるように、ベアリングキャップに取り付ける

    2. ノギスを使用して、ベアリングキャップ端面から、ロワーベアリング端面までの距離を測定する。

      基準値
      A-B = 0.7 mm以下

      ■ 注 意 ■
      ベアリング取り付け面および背面にエンジンオイルを塗布しない。



9. クランクシャフトスラスト ワッシャ UPR取り付け


    A198042J01
  1. 油溝を外側に向け、スラストワッシャをシリンダブロックのNo.3ジャーナル部に取り付ける。
    イラスト内指示文字 
    *a
    油溝

    ■ 注 意 ■
    スラストワッシャセットの誤組み付けに注意する。

  2. スラストワッシャセットの表面にエンジンオイルを塗布する。



10. クランクシャフト取り付け
  1. アッパーベアリング表面にエンジンオイルを塗布し、クランクシャフトを取り付ける。

  2. ロワーベアリング表面にエンジンオイルを塗布する。



  3. A198657J01
  4. ベアリングキャップのフロントマークを確認してシリンダブロックに取り付ける。
    イラスト内指示文字 
    *a
    エンジンフロント
    *b
    フロントマークおよびジャーナル番号

  5. ボルトのねじ部および座面に少量のエンジンオイルを塗布する。

    ■ 注 意 ■
    クランクシャフトベアリングキャップ取り付けボルトは、塑性域締め付け法で締め付ける。



  6. A198039
  7. ボルト10本でベアリングキャップを仮締めする。



  8. A198039J02
  9. ベアリングキャップ10本を、図の順序で2から3回に分けて締め付ける。

    基準値
    T = 30 N・m{ 306 kgf・cm }



  10. A050671J01
  11. ボルト頭部のフロント側にペイントマークを付ける。
    イラスト内指示文字 
    *a
    エンジンフロント
    *b
    ペイントマーク
    *c
    90°締め付ける

  12. ペイントマークを目安に各ボルトを締め付け順序で90°増し締めする。

  13. 全てのペイントマークが90°締め付けられた方向にあることを確認する。

  14. クランクシャフトがスムースに回転することを確認する。



11. コネクティングロッド ベアリング取り付け


    A198661
  1. コネクティングロッドベアリングをコネクティングロッドおよびベアリングキャップに取り付ける。

  2. ノギスを使用してコネクティングロッド端面からアッパーベアリング端面までの距離を測定する。

    基準値
    2.2 to 2.6 mm

    ■ 注 意 ■
    コネクティングロッドおよびキャップのベアリング取り付け面およびベアリング背面にエンジンオイルを塗布しない。



  3. A198662
  4. ノギスを使用して、ベアリングキャップ端面からロワーベアリング端面までの距離を測定する。

    基準値
    2.2 to 2.6 mm

    ■ 注 意 ■
    コネクティングロッドおよびキャップのベアリング取り付け面およびベアリング背面にエンジンオイルを塗布しない。



12. ピストン ウイズ コネクテイングロツド取り付け
SST
09205-16011  
  1. シリンダ壁面、ピストンの外周およびコネクティングロッドベアリング表面にエンジンオイルを塗布する。



  2. A198663J01
  3. ピストンリングの合い口位置を再度確認する。
    イラスト内指示文字 
    *1
    オイルリング
    *2
    コンプレッションリングNo.2
    *3
    コンプレッションリングNo.1
    *4
    エキスパンダ
    *a
    フロント側



  4. A198664J01
  5. フロントマークを確認し、ピストンリングコンプレッサーを使用して、ピストンウィズコネクティングロッドを取り付ける。
    イラスト内指示文字 
    *a
    フロントマーク

    ■ 注 意 ■
    1. ピストンウィズコネクティングロッド挿入時、コネクティングロッドがオイルノズルに接触しないように取り付ける。
    2. コネクティングロッドとキャップは分解時と同じ組み合わせにしておく。



  6. A198666J01
  7. コネクティングロッドおよびキャップの組み合わせおよびキャップのフロントマークを確認して、コネクティングロッドにキャップを組み付ける。
    イラスト内指示文字 
    *a
    フロントマーク

  8. ボルトのねじ部および座面に少量のエンジンオイルを塗布する。

    ■ 注 意 ■
    コネクティングロッドボルトは、塑性域締め付け法で締め付ける。



  9. A198665J01
  10. SSTを使用して、コネクティングロッドボルト2本を2から3回に分けて仮締めした後、規定トルクで締め付ける。

    SST
    09205-16011  
    基準値
    T = 15 N・m{ 153 kgf・cm }



  11. A101478J13
  12. ボルト頭部のフロント側にペイントマークを付ける。
    イラスト内指示文字 
    *a
    エンジンフロント
    *b
    ペイントマーク
    *c
    90°締め付ける

  13. ペイントマークを目安にして各ボルトを90°増し締めする。

  14. クランクシャフトがスムースに回転することを確認する。