シリンダブロックASSY(1NR-FE)  分解

準備品一覧



1. コネクテイングロツドスラストクリアランス点検


    A198673
  1. ダイヤルゲージを使用して、スラストクリアランスを測定する。

    基準値
    0.1 to 0.5 mm

    限度
    0.5 mm

    □ 参 考 □
    限度を超える場合は、コネクティングロッドおよびクランクシャフトを交換する。



2. コネクテイングロツドオイルクリアランス点検
  1. ペイントを使用して、コネクティングロッドおよびキャップに、それぞれのシリンダNo.をマーキングする。

    □ 参 考 □
    再組み付けの際にコネクティングロッド、キャップおよびシリンダの組み合わせを間違えないために行う。



  2. A198035J01
  3. SSTを使用して、コネクティングロッドボルト2本を取りはずす。

    SST
    09205-16011  



  4. A198036
  5. コネクティングロッドボルト2本を使用して、コネクティングロッドキャップを左右に動かしながらコネクティングロッドキャップおよびコネクティングロッドベアリングをコネクティングロッドから取りはずす。

  6. ベアリングの内外面、コネクティングロッドエンドおよびクランクピンを清掃する。

    ■ 注 意 ■
    著しい摩耗および傷つきのないことを確認する。



  7. A198674J01
  8. プレスゲージをクランクピンの軸方向にセットする。
    イラスト内指示文字 
    *1
    プレスゲージ



  9. A198666J01
  10. コネクティングロッドとベアリングキャップの組み合せおよびベアリングキャップのフロントマークを確認して、ベアリングキャップをコネクティングロッドに組み付ける。
    イラスト内指示文字 
    *a
    フロントマーク

  11. ボルトのねじ部および座面に少量のエンジンオイルを塗布する。

    ■ 注 意 ■
    コネクティングロッドボルトは、塑性域締め付け法で締め付ける。



  12. A198665J01
  13. SSTを使用して、ボルトを2から3回に分けて仮締めした後、規定トルクで締め付ける。

    SST
    09205-16011  
    基準値
    T = 15 N・m{ 153 kgf・cm }



  14. A101478J13
  15. ボルト頭部のフロント側にペイントマークを付ける。
    イラスト内指示文字 
    *a
    エンジンフロント
    *b
    ペイントマーク
    *c
    90°締め付ける

  16. ペイントマークを目安にして、各ボルトを90°増し締めする。

    ■ 注 意 ■
    測定時、クランクシャフトを回転させない。



  17. A198676J01
  18. ベアリングキャップをはずし、プレスゲージの最も幅の広い部分を測定する。
    イラスト内指示文字 
    *1
    プレスゲージ
    *a
    選択符号

    基準値
    0.020 to 0.052 mm

    限度
    0.058 mm

    ■ 注 意 ■
    点検後、プレスゲージを完全に取り除く。

    □ 参 考 □
    限度を超える場合は、ベアリングを交換する。

    符号と寸法
    選択符号
    コネクティングロッド大端穴径[mm]
    コネクティングロッドベアリング厚さ[mm]
    クランクピン径[mm]
    1
    45.000 to 45.008
    1.492 to 1.495
    41.992 to 42.000
    2
    45.009 to 45.016
    1.496 to 1.498
    41.992 to 42.000
    3
    45.017 to 45.024
    1.499 to 1.501
    41.992 to 42.000



3. ピストン ウイズ コネクテイングロツド取りはずし
  1. ピストンウィズコネクテイングロッド4個をシリンダブロックから取りはずす。



4. コネクティングロッド ベアリング取りはずし
  1. コネクティングロッドベアリング8個をコネクティングロッドおよびベアリングキャップから取りはずす。

    □ 参 考 □
    取りはずした部品は、取り付け位置別に整理しておく。



5. ピストン リングセット取りはずし


    A198037
  1. ピストンリングツールを使用して、コンプレッションリングNo.1およびコンプレッションリングNo.2を取りはずす。

  2. 手でオイルリングエキスパンダおよびオイルリングを取りはずす。



6. クランクシャフトスラストクリアランス点検


    A198687
  1. ダイヤルゲージおよびマイナスドライバーを使用して、スラストクリアランスを測定する。

    基準値
    0.04 to 0.24 mm

    限度
    0.28 mm

    □ 参 考 □
    1. 限度を超える場合は、スラストワッシャまたはクランクシャフトを交換する。
    2. スラストワッシャ板厚 1.93 to 1.98 mm



7. クランクシャフト取りはずし


    A198039J01
  1. ベアリングキャップボルトを図の順序で2から3回に分けて均等に緩め、ベアリングキャップボルト10本を取りはずす。



  2. A198040
  3. クランクシャフトベアリングキャップボルト2本を使用して、クランクシャフトベアリングキャップを前後に動かしながらクランクシャフトベアリングキャップ5個を取りはずす。



  4. A198041
  5. クランクシャフトをシリンダブロックから取りはずす。



8. クランクシャフトスラスト ワッシャ UPR取りはずし


    A198042
  1. クランクシャフトスラストワッシャセットをシリンダブロック側No.3ジャーナルの前後面から取りはずす。



9. クランクシャフト ベアリング取りはずし


    A198044J01
  1. クランクシャフトベアリング5個をシリンダブロックから取りはずす。

    □ 参 考 □
    1. 取りはずした部品は、取り付け位置別に整理しておく。
    2. No.5ジャーナル クランクシャフトベアリングの下に、オイルチェック バルブSUB-ASSYがある車両とない車両があるため、確認する。

    イラスト内指示文字 
    *1
    No.5ジャーナル クランクシャフトベアリング



  2. A198046
  3. クランクシャフトベアリング5個をベアリングキャップから取りはずす。

    □ 参 考 □
    取りはずした部品は、取り付け位置別に整理しておく。



10. オイルチェック バルブSUB-ASSY取りはずし(オイルチェック バルブあり)

□ 参 考 □
取り付け穴の有無に関わらず、車両によりオイルチェック バルブSUB-ASSY の有無が異なる。



    A300692
  1. マグネットハンドを使用して、オイルチェック バルブSUB-ASSYをシリンダブロックから取りはずす。



11. オイル ノズルSUB-ASSY NO.1取りはずし


    A198045
  1. ソケットヘキサゴンレンチ(5 mm)を使用して、オイルノズルNo.1 4個を取りはずす。



12. オイル ジェット取りはずし


    A235065
  1. オイル ジェットをシリンダブロックから取りはずす。



13. オイル ノズルSUB-ASSY NO.1点検
  1. オイルノズルの損傷または目詰まりを点検する。

    □ 参 考 □
    損傷または目詰まりがある場合は、オイルノズルを交換する。



14. シリンダブロツクひずみ点検


    A198677
  1. 直定規およびシックネスゲージを使用して、シリンダブロック上面のひずみを測定する。

    限度
    0.05 mm

    □ 参 考 □
    限度を超える場合は、シリンダブロックを交換する。



15. シリンダボア点検


    A198678J02
  1. シリンダゲージを使用して、図の4箇所の内径を測定する。

    基準値
    72.500 to 72.513 mm

    限度
    72.63 mm

    □ 参 考 □
    限度を超える場合は、シリンダブロックを交換する。

    イラスト内指示文字 
    *a
    エンジンフロント
    *b
    スラスト方向
    *c
    クランク軸方向



16. ピストン外径点検


    A198682J01
  1. マイクロメーターを使用して、ピストン下端から8.8 mm上の位置でピン穴と直角方向の直径を測定する。

    基準値
    72.445 to 72.465 mm



17. ピストンクリアランス点検
  1. シリンダ最大内径およびピストンの外径よりクリアランスを算出する。

    基準値
    0.035 to 0.068 mm

    限度
    0.108 mm

    □ 参 考 □
    1. オイルクリアランス=シリンダスラスト方向最小内径-ピストン外径。
    2. 限度を超える場合はピストンおよびコネクティングロッド、またはシリンダブロックを交換する。



18. ピストンリングとリング溝すき間点検


    A198683
  1. シックネスゲージを使用して、ピストンリングとリング溝のすき間をピストン全周にわたって測定する。

    基準値
    種類
    基準値[mm]
    No.1リング
    0.02 to 0.07
    No.2リング
    0.02 to 0.06
    オイルリング
    0.02 to 0.06



19. ピストンリング合い口すき間点検


    A198684J01
  1. ピストンを使用して、ピストンリングをシリンダブロック上面から約50 mmまで押し込む。



  2. EM02552J01
  3. シックネスゲージを使用して、ピストンリングの合い口すき間を測定する。

    基準値
    リング
    基準値[mm]
    限度[mm]
    No.1
    0.18 to 0.25
    0.45
    No.2
    0.30 to 0.45
    0.65
    オイル
    0.10 to 0.40
    0.55

    □ 参 考 □
    限度を超える場合は、ピストンリングセットを交換する。



20. コネクティングロッド ボルト点検


    A036651J03
  1. ノギスを使用して、図の範囲内で外径を測定する。
    イラスト内指示文字 
    *a
    測定範囲

    基準値
    6.6 to 6.7 mm

    限度
    6.4 mm

    □ 参 考 □
    1. 外径の測定は数箇所で行う。
    2. 限度未満の場合はエンジンを破損させるおそれがある為、必ずコネクティングロッドボルトを新品に交換する。
    3. ボルトのねじ山に損傷がある場合は、コネクティングロッドボルトを交換する。



21. クランクシャフト点検
  1. ジャーナル径点検



      A198685
    1. Vブロックおよびダイヤルゲージを使用して、クランクシャフトの振れを測定する。

      限度
      0.02 mm

      □ 参 考 □
      限度を超える場合は、クランクシャフトを交換する。



    2. A198686J01
    3. マイクロメーターを使用して、クランクシャフトジャーナル部の図の箇所を測定する。

      基準値
      47.988 to 48.000 mm

      符号と寸法
      ジャーナル径選択符号
      ジャーナル径[mm]
      0
      47.999 to 48.000
      1
      47.997 to 47.998
      2
      47.995 to 47.996
      3
      47.993 to 47.994
      4
      47.991 to 47.992
      5
      47.988 to 47.990

    4. だ円度およびテーパー度を算出する。

      限度
      0.003 mm

      □ 参 考 □
      限度を超える場合は、クランクシャフトを交換する。

  2. クランクピン径点検



      A199398
    1. マイクロメーターを使用して、図の箇所を測定する。

      基準値
      41.992 to 42.000 mm

    2. だ円度およびテーパー度を算出する。

      限度
      0.003 mm

      □ 参 考 □
      限度を超える場合は、クランクシャフトを交換する。



22. クランクシャフトベアリングキャップセット ボルト点検


    A199963J01
  1. ノギスを使用して、クランクシャフトベアリングキャップボルトの首下長さを測定する。
    イラスト内指示文字 
    *a
    測定範囲

    基準値
    75.3 to 76.7 mm

    限度
    77.2 mm

    □ 参 考 □
    1. 限度を超える場合は、エンジンを破損させるおそれがある為、必ずクランクシャフトベアリングキャップボルトを新品に交換する。
    2. ボルトのねじ山に損傷がある場合は、クランクシャフトベアリングキャップボルトを交換する。



  2. A209623J01
  3. ノギスを使用して、図で示す範囲のクランクシャフトベアリングキャップボルトの外径を測定する。
    イラスト内指示文字 
    *a
    測定範囲

    基準値
    9.94 to 9.96 mm

    限度
    9.6 mm

    □ 参 考 □
    1. 限度未満の場合は、エンジンを破損させるおそれがある為、必ずクランクシャフトベアリングキャップボルトを新品に交換する。
    2. ボルトのねじ山に損傷がある場合は、クランクシャフトベアリングキャップボルトを交換する。