シリンダヘッドASSY(1NR-FE)  分解

準備品一覧



1. バルブステム キャップ取りはずし


    A198011
  1. バルブ ステムキャップ16個をバルブステム先端から取りはずす。

    □ 参 考 □
    取りはずした部品は、取り付け位置別に整理しておく。



2. インテーク バルブ取りはずし


A314486J01

□ 参 考 □
本文中記載のタイプAおよびタイプBは、インナコンプレッションスプリングの形状により分かれる。

タイプ
インナコンプレッションスプリング形状
A
ストレート
B
テーパー
イラスト内指示文字 
*A
タイプA
*B
タイプB
*1
バルブロッカアームSUB-ASSY No.1
*2
バルブスプリングリテーナ
*3
インナコンプレッションスプリング
*4
バルブラッシュアジャスタASSY
  1. タイプA:



      A198013J01
    1. SSTおよび木片を使用して、バルブスプリングリテーナロック16個を取りはずす。
      イラスト内指示文字 
      *1
      木片

      SST
      09202-70020   (09202-00010)

      □ 参 考 □
      取りはずした部品は、取り付け位置別に整理しておく。

    2. バルブスプリングリテーナ、インナコンプレッションスプリングおよびインテークバルブ各8個を取りはずす。

      □ 参 考 □
      取りはずした部品は、取り付け位置別に整理しておく。

  2. タイプB:



      A314488J01
    1. SSTおよび木片を使用して、バルブスプリングリテーナロック16個を取りはずす。
      イラスト内指示文字 
      *1
      木片

      SST
      09202-70020  
      09202-00020  

      □ 参 考 □
      取りはずした部品は、取り付け位置別に整理しておく。

    2. バルブスプリングリテーナ、インナコンプレッションスプリングおよびインテークバルブ各8個を取りはずす。

      □ 参 考 □
      取りはずした部品は、取り付け位置別に整理しておく。



3. エキゾースト バルブ取りはずし


A314486J01

□ 参 考 □
本文中記載のタイプAおよびタイプBは、インナコンプレッションスプリングの形状により分かれる。

タイプ
インナコンプレッションスプリング形状
A
ストレート
B
テーパー
イラスト内指示文字 
*A
タイプA
*B
タイプB
*1
バルブロッカアームSUB-ASSY No.1
*2
バルブスプリングリテーナ
*3
インナコンプレッションスプリング
*4
バルブラッシュアジャスタASSY
  1. タイプA:



      A198015J01
    1. SSTおよび木片を使用して、バルブスプリングリテーナロック16個を取りはずす。
      イラスト内指示文字 
      *1
      木片

      SST
      09202-70020   (09202-00010)

      □ 参 考 □
      取りはずした部品は、取り付け位置別に整理しておく。

    2. バルブスプリングリテーナ、インナコンプレッションスプリングおよびエキゾーストバルブ各8個を取りはずす。

      □ 参 考 □
      取りはずした部品は、取り付け位置別に整理しておく。

  2. タイプB:



      A314489J01
    1. SSTおよび木片を使用して、バルブスプリングリテーナロック16個を取りはずす。
      イラスト内指示文字 
      *1
      木片

      SST
      09202-70020  
      09202-00020  

      □ 参 考 □
      取りはずした部品は、取り付け位置別に整理しておく。

    2. バルブスプリングリテーナ、インナコンプレッションスプリングおよびエキゾーストバルブ各8個を取りはずす。

      □ 参 考 □
      取りはずした部品は、取り付け位置別に整理しておく。



4. バルブステムオイルシール取りはずし


    A198016
  1. ニードルノーズプライヤーを使用して、バルブステムオイルシール16個を取りはずす。



5. バルブスプリング シート取りはずし


    A198017
  1. マグネットハンドおよびエアーガンを使用して、バルブスプリングシート16個を取りはずす。



6. シリンダヘツドひずみ点検


    A198667J01
  1. 直定規およびシックネスゲージを使用して、シリンダヘッドの下面およびマニホールド取り付け面のひずみを測定する。
    イラスト内指示文字 
    *a
    シリンダヘッド下面
    *b
    インテーク側
    *c
    エキゾースト側

    限度
    測定箇所
    限度[mm]
    下面
    0.05
    インテークマニホールド取り付け面
    0.10
    エキゾーストマニホールド取り付け面
    0.10

    □ 参 考 □
    限度を超える場合は、シリンダヘッドを交換する。



7. シリンダヘツド亀裂点検


    A198668
  1. 染色浸透性探傷法(レッドチェック)により、シリンダヘッドに亀裂のないことを確認する。

    □ 参 考 □
    亀裂がある場合は、シリンダヘッドを交換する。



8. バルブシート点検
  1. バルブフェイスに光明丹を薄く塗布する。



  2. A146287J03
  3. バルブをバルブシートに軽く押し付け、ノギスを使用して、当たり位置および当たり幅を確認する。
    イラスト内指示文字 
    *a
    当たり幅

    基準
    バルブ全周にわたり中央(当たり幅)

    基準値
    測定箇所
    当たり幅[mm]
    インテーク側
    1.0 to 1.4
    エキゾース側
    1.0 to 1.4

    ■ 注 意 ■
    バルブを回転させない。

    □ 参 考 □
    1. 全周に渡って当たりのない場合は、バルブを交換する。
    2. 当たりは全周にあるが、あたり幅が基準値外の場合は、バルブシートを修正する。



9. インテークバルブシート修正

■ 注 意 ■
  1. 切削は、常にバルブの当たり位置および当たり幅を点検しながら行う。
  2. 切削面に段付きを作らないように削り、終わりは徐々に力を抜く。



    A223910
  1. 45°のカッタヘッドを使用して、当たり幅を基準値より広めに削る。



  2. A223911J01
  3. 全周のバルブ当たり位置が中央で、かつ当たり幅が基準値になるように30°および60°のカッタヘッドを使い分けて切削する。
    イラスト内指示文字 
    *a
    当たり幅

    基準値
    1.0 to 1.4 mm

  4. コンパウンドを使用して、インテークバルブおよびインテークバルブシートのすり合わせを行う。

  5. すり合わせ後、光明丹を使用して、インテークバルブの当たりが全周にわたって均一であることを確認する。



10. エキゾーストバルブシート修正

■ 注 意 ■
  1. 切削は、常にバルブの当たり位置および当たり幅を点検しながら行う。
  2. 切削面に段付きを作らないように削り、終わりは徐々に力を抜く。



    A198031
  1. 45°のカッタヘッドを使用して、当たり幅を基準値より広めに削る。



  2. A198033J01
  3. 全周のバルブ当たり位置が中央で、かつ当たり幅が基準値になるように30°および75°のカッタヘッドを使い分けて切削する。
    イラスト内指示文字 
    *a
    当たり幅

    基準値
    1.0 to 1.4 mm

  4. コンパウンドを使用して、エキゾーストバルブおよびエキゾーストバルブシートのすり合わせを行う。

  5. すり合わせ後、光明丹を使用して、エキゾーストバルブの当たりが全周にわたって均一であることを確認する。



11. カムシャフトスラストクリアランス点検
  1. カムシャフト、カムシャフトNo.2およびカムハウジングSUB-ASSYをシリンダヘッドに取り付ける。(要領は参照)



  2. A198669
  3. ダイヤルゲージを使用して、各カムシャフトのスラストクリアランスを測定する。

    基準値
    測定箇所
    基準値[mm]
    インテーク側
    0.06 to 0.2
    エキゾースト側
    0.06 to 0.2

    限度
    測定箇所
    限度[mm]
    インテーク側
    0.215
    エキゾースト側
    0.215

    □ 参 考 □
    限度を超える場合は、カムシャフトハウジングを交換する。また、カムシャフトのスラスト面に傷がある場合はカムシャフトも交換する。



12. カムシャフトオイルクリアランス点検
  1. カムシャフトおよびベアリングキャップを清掃する。

  2. カムシャフトおよびカムシャフトNo.2をカムシャフトハウジングSUB-ASSYにセットする。



  3. A198670J01
  4. プレスゲージをカムシャフトジャーナルの軸方向にセットする。
    イラスト内指示文字 
    *1
    プレスゲージ

    ■ 注 意 ■
    点検時、カムシャフトを回転させない。

  5. カムシャフトベアリングキャップおよびカムシャフトハウジングSUB-ASSYをシリンダヘッドに取り付ける。(要領は参照)



  6. A198671J01
  7. ベアリングキャップをはずし、プレスゲージの最も幅の広い部分を測定する。
    イラスト内指示文字 
    *1
    プレスゲージ

    基準値
    測定箇所
    基準値[mm]
    No.1ジャーナル
    0.030 to 0.067
    No.1ジャーナル以外
    0.030 to 0.067

    限度
    測定箇所
    限度[mm]
    No.1ジャーナル
    0.08
    No.1ジャーナル以外
    0.08

    ■ 注 意 ■
    点検後、プレスゲージを完全に取り除く。

    □ 参 考 □
    限度を超える場合は、カムシャフトハウジングを交換する。



13. インナコンプレツシヨンスプリング点検


A314486J01

□ 参 考 □
本文中記載のタイプAおよびタイプBは、インナコンプレッションスプリングの形状により分かれる。

タイプ
インナコンプレッションスプリング形状
A
ストレート
B
テーパー
イラスト内指示文字 
*A
タイプA
*B
タイプB
*1
バルブロッカアームSUB-ASSY No.1
*2
バルブスプリングリテーナ
*3
インナコンプレッションスプリング
*4
バルブラッシュアジャスタASSY
  1. タイプA:

    1. 自由長点検


      1. EM00801J01
        ノギスを使用して、インナコンプレッションスプリングの自由長を測定する。

        基準値
        51.19 mm

    2. 直角度点検


      1. A146307J03
        直角定規およびノギスを使用して、インナコンプレッションスプリングの直角度を測定する。
        イラスト内指示文字 
        *1
        直角定規

        限度
        幅 1.8 mm

        □ 参 考 □
        限度を超える場合は、インナコンプレッションスプリングを交換する。

  2. タイプB:

    1. 自由長点検


      1. A314490
        ノギスを使用して、インナコンプレッションスプリングの自由長を測定する。

        基準値
        57.49 mm

    2. 直角度点検


      1. A319225J01
        直角定規およびシックネスゲージを使用して、インナコンプレッションスプリングの図の箇所の直角度を測定する。
        イラスト内指示文字 
        *1
        直角定規

        限度
        幅 1.75 mm
        角度 2°

        □ 参 考 □
        限度を超える場合は、インナコンプレッションスプリングを交換する。



14. インテーク バルブ点検
  1. 全長点検



      A121380J08
    1. ノギスを使用して、インテークバルブの全長を測定する。
      イラスト内指示文字 
      *a
      全長

      基準値
      103.35 mm

      限度
      102.85 mm

      □ 参 考 □
      限度未満の場合は、インテークバルブを交換する。

  2. 外径点検



      A121378
    1. マイクロメーターを使用して、バルブステム部の外径を測定する。

      基準値
      5.470 to 5.485 mm

      □ 参 考 □
      基準値外の場合は、オイルクリアランスを点検する。

  3. 肉厚点検



      A146308J04
    1. ノギスを使用して、バルブヘッド部の肉厚を測定する。
      イラスト内指示文字 
      *a
      肉厚

      基準値
      1.0 mm

      限度
      0.5 mm

      □ 参 考 □
      限度未満の場合は、インテークバルブを交換する。



15. エキゾースト バルブ点検
  1. 全長点検



      A121383J07
    1. ノギスを使用して、エキゾーストバルブの全長を測定する。
      イラスト内指示文字 
      *a
      全長

      基準値
      104.5 mm

      限度
      104.0 mm

      □ 参 考 □
      限度未満の場合は、エキゾーストバルブを交換する。

  2. 外径点検



      A121381
    1. マイクロメーターを使用して、バルブステム部の外径を測定する。

      基準値
      5.465 to 5.480 mm

      □ 参 考 □
      基準値外の場合は、オイルクリアランスを点検する。

  3. 肉厚点検



      A121382J07
    1. ノギスを使用して、バルブヘッド部の肉厚を測定する。
      イラスト内指示文字 
      *a
      肉厚

      基準値
      1.15 mm

      限度
      0.65 mm

      □ 参 考 □
      限度未満の場合は、エキゾーストバルブを交換する。



16. バルブガイドブッシュオイルクリアランス点検


    A198672
  1. キャリパーゲージを使用して、ガイドブッシュの内径を測定する。

    基準値
    5.510 to 5.530 mm

  2. ガイドブッシュ内径とバルブステム部の外径からオイルクリアランスを算出する。

    基準値
    測定箇所
    基準値[mm]
    インテーク側
    0.025 to 0.060
    エキゾースト側
    0.030 to 0.065

    限度
    測定箇所
    限度[mm]
    インテーク側
    0.080
    エキゾースト側
    0.085

    □ 参 考 □
    1. オイルクリアランス=ガイドブッシュ内径-バルブステム部の外径。
    2. 限度を超える場合はバルブガイドブッシュを交換する。



17. インテークバルブガイド ブシュ取りはずし
  1. シリンダヘッドを80 to 100°Cに暖める。



  2. A198021J01
  3. SSTを使用して、インテークバルブガイドブッシュを燃焼室側へ打ち抜く。

    SST
    09201-10000   (09201-01050)
    09950-70010   (09951-07100)



18. エキゾーストバルブガイド ブシュ取りはずし
  1. シリンダヘッドを80 to 100°Cに暖める。



  2. A198018J01
  3. SSTを使用して、エキゾーストバルブガイドブッシュを燃焼室側へ打ち抜く。

    SST
    09201-10000   (09201-01050)
    09950-70010   (09951-07100)