パーシャル エンジンASSY(1NZ-FE·2NZ-FE)  オーバーホール(脱着·分解)

準備品一覧



1. スパーク プラグ取りはずし


2. エンジン ハンガ NO.1取りはずし


3. サーモスタット取りはずし
  1. ナット2個をはずし、ウォータインレットを取りはずす。

  2. サーモスタットを取りはずす。

  3. サーモスタットからウォータインレットハウジングガスケットNo.1を取りはずす。



4. カムシャフトタイミングオイルコントロール バルブASSY取りはずし


5. オイルフィラ キャップSUB-ASSY取りはずし


6. オイルフィラキャップ ガスケット取りはずし


7. クランクポジション センサ取りはずし


8. シリンダヘッド カバーSUB-ASSY取りはずし


9. シリンダヘッドカバー ガスケット取りはずし


10. ウォータポンプ プーリ取りはずし
  1. SSTを使用して、ウォータポンププーリを固定する。

    SST
    09960-10010   (09962-01000, 09963-01000)



  2. B009370
  3. ボルト3本をはずし、ウォータポンププーリを取りはずす。



11. エンジンマウンティング ブラケット RH取りはずし


12. クランクシャフト ダンパSUB-ASSY取りはずし
  1. No.1シリンダ圧縮上死点セット

    1. クランクシャフトダンパを正回転させ、タイミングマーク(切り欠き)をチェーンカバーの0度の位置に合わせる。



    2. A050140
    3. このとき、カムシャフトタイミングギヤのタイミングマークが図の位置にあることを確認する。

      □ 参 考 □
      マークが合っていない場合はクランクを回転させ再度合わせる。



  2. A050677
  3. SSTを使用してクランクシャフトダンパを固定し、ボルトを取りはずす。

    SST
    09213-58013   (91111-50845)
    09330-00021  

    □ 参 考 □
    クランクシャフトダンパがはずれない場合は、SSTを使用して取りはずす。

    SST
    09950-50013   (09951-05010, 09952-05010, 09953-05020, 09954-05021)



13. エンジンウォータポンプASSY取りはずし
  1. ボルト3本およびナット2個をはずし、ウォータポンプを取りはずす。



14. オイル ポンプASSY取りはずし
  1. ボルト15本およびナットを取りはずす。



  2. A038011
  3. 保護テープを巻いたマイナスドライバーを使用して、図の位置をこじてオイルポンプASSYを取りはずす。

    ■ 注 意 ■
    オイルポンプASSY、シリンダヘッドおよびシリンダブロックを傷つけない。

  4. Oリング2個を取りはずす。

  5. ソケットへキサゴンレンチ8を使用して、チェーンカバーサービスホールスクリュプラグを取りはずす。



15. オイルポンプ シール取りはずし


    A050678
  1. 保護テープを巻いたマイナスドライバーを使用して、オイルポンプシールを取りはずす。



16. チェーン テンショナASSY NO.1取りはずし

■ 注 意 ■
  1. チェーンテンショナがはずれた状態で、クランクシャフトを絶対に回転させない。
  2. チェーンがはずれた状態で、カムシャフトを回転させる場合は、クランクシャフトを40°左回転させる。

  1. ストッパプレートを上に動かしロックを解除した状態でプランジャを奥まで押し込む。

  2. ストッパプレートを下に動かしてロックし、ストッパプレートおよびテンショナの穴を合わせ、六角棒レンチを差し込む。



  3. A035276
  4. ボルト2本をはずし、テンショナを取りはずす。



17. チェーンテンショナ スリッパ取りはずし


18. チェーンバイブレーション ダンパ NO.1取りはずし


19. チェーンSUB-ASSY取りはずし


20. チェーンSUB-ASSY点検


    A168044J02
  1. バネばかりを使用して、140N{14.3kgf}の力を加えたとき、タイミングチェーンの長さを測定する。

    限度
    123.2mm

    1. 限度以上の場合は、チェーンを交換する。

    □ 参 考 □
    測定は3箇所以上行い、平均値を出し判断する。



21. フューエルデリバリ パイプSUB-ASSY取りはずし
  1. ボルト3本をはずし、インジェクタ付きでフューエルデリバリパイプを取りはずす。



22. フューエル インジェクタASSY取りはずし
  1. デリバリパイプからインジェクタを取りはずす。



23. カムポジション センサ取りはずし


24. カムシャフト NO.2取りはずし


A037073

■ 注 意 ■
タイミングチェーンを切り離してカムシャフトを回転させる場合は、バルブが全開状態でピストンと干渉しないようにクランクシャフトを左回転させBTDC40°にし、オイルジェット穴とクランクアングルセンサプレートのタイミングマークを合わせる。



    A037074
  1. カムシャフトベアリングキャップを図の順序ではずし、カムシャフトNo.2を取りはずす。

    ■ 注 意 ■
    カムシャフトを水平に保持しながら、ボルトを均等にゆるめる。



25. カムシャフトタイミング ギヤ OR スプロケット取りはずし
  1. カムシャフトのサービス用六角部をアルミなどの口金を介してバイスに固定する。

  2. フランジボルトをはずし、カムシャフトタイミングギヤを取りはずす。

    ■ 注 意 ■
    カムシャフトを傷つけない。



26. カムシャフト取りはずし


    A037075
  1. カムシャフトベアリングキャップを図の順序ではずし、カムシャフトを取りはずす。

    ■ 注 意 ■
    カムシャフトを水平に保持しながら、ボルトを均等にゆるめる。



27. カムシャフトタイミング ギヤASSY点検
  1. ロック状態点検

    1. カムシャフトのサービス用六角部をアルミなどの口金を介してバイスに固定する。

    2. カムシャフトが回らないことを確認する。

      ■ 注 意 ■
      カムシャフトを傷つけない。

  2. ロックピン解除

    1. 図のようにカムジャーナルの油穴4箇所をビニールテープなどで塞ぐ。

      □ 参 考 □
      油穴は溝の中にあるのでゴム片などを介して塞ぐ。



    2. A050925
    3. 反対側の油穴(進角油穴、遅角油穴)2箇所を塞いでいるビニールテープに穴を開ける。



    4. A051760
    5. ビニールテープに穴を開けた油穴(進角油穴、遅角油穴)2箇所に150kPa{1.5kgf/cm2}程度のエア圧力を加える。

      ■ 注 意 ■
      エア圧力を加えた場合、オイルが飛散することがあるのでウエスなどで覆う。



    6. A050926
    7. 上記の状態から遅角油穴側のエア圧力を弱めていくと、カムシャフトタイミングギヤASSYが進角方向に回転することを確認する。

      □ 参 考 □
      ロックピンが解除され進角方向に回転する。

    8. カムシャフトタイミングギヤASSYが最進角位置まで移動したら、遅角油穴側のエア圧力を抜いた後に、進角油穴側のエア圧力を抜く。

      ■ 注 意 ■
      進角油穴側のエア圧力を先に抜くと、カムシャフトタイミングギヤASSYが急激に遅角方向に移動し、ロックピン等の破損の恐れがあるため、必ず遅角油穴側のエア圧力を先に抜く。

  3. 摺動確認

    1. カムシャフトタイミングギヤASSYを最遅角位置を除いた可動範囲[22.5°]で2~3回転させ、摺動に異常がないことを確認する。

      ■ 注 意 ■
      摺動確認はエア圧力を加えて行わず、必ず手で行う。

  4. 最遅角ロック確認

    1. 最遅角位置(可動端の最遅角側)でカムシャフトタイミングギヤASSYがロックし、回転しなくなることを確認する。



28. カムシャフトタイミング ギヤASSY取りはずし
  1. カムシャフトタイミングギヤASSYを最進角位置にする。



  2. A050167
  3. フランジボルトをはずし、カムシャフトタイミングギヤASSYを取りはずす。

    ■ 注 意 ■
    1. 他の4本のボルトは絶対に取りはずさない。
    2. カムシャフトタイミングギヤASSYを再使用する場合は、ロックピンを解除してから使用する。



29. シリンダ ヘッドSUB-ASSY取りはずし


    A035286
  1. ダブルヘキサゴンレンチ8を使用して、図の順序でシリンダヘッドボルトを数回に分けてゆるめ、ボルトおよびワッシャを取りはずす。

    ■ 注 意 ■
    1. ボルトを抜き取るときに、ワッシャをヘッド内に落さない。
    2. 順番通りに行わないと、シリンダヘッドを破損する恐れがある。



30. シリンダヘッド ガスケット取りはずし


31. オイル フィルタSUB-ASSY取りはずし


    A038018
  1. SSTを使用して、オイルフィルタを取りはずす。

    SST
    09228-06501  



32. オイルフィルタ ユニオン取りはずし
  1. ソケットヘキサゴンレンチ12を使用して、オイルフィルタユニオンを取りはずす。



33. エンジンリヤオイル シール取りはずし
  1. カッターナイフでオイルシールのリップ部を切り取る。



  2. A050927
  3. 保護テープを巻いたマイナスドライバーを使用して、オイルシールをこじて取りはずす。

    ■ 注 意 ■
    オイルシールを取りはずした後、クランクシャフト部に傷がないことを確認する。傷がある場合は、サンドペーパー(#400)で修正する。



34. オイル パンSUB-ASSY NO.2取りはずし
  1. オイルパンドレーンプラグおよびガスケットを取りはずす。

  2. ボルト9本およびナット2個を取りはずす。



  3. A001456
  4. オイルパンシールカッターを使用して、オイルパンNo.2を取りはずす。

    ■ 注 意 ■
    オイルパンNo.1のオイルパンNo.2取り付け面およびオイルパンNo.2のフランジ部を傷つけない。



35. オイル ストレーナSUB-ASSY取りはずし
  1. ボルトおよびナット2個をはずし、オイルストレーナおよびガスケットを取りはずす。



36. オイル パンSUB-ASSY取りはずし


    A050902
  1. ボルト13本を取りはずす。



  2. A011272
  3. 保護テープを巻いたマイナスドライバーを使用して、図の箇所をこじてオイルパンを取りはずす。

    ■ 注 意 ■
    接触面に傷をつけない。

  4. Oリング2個を取りはずす。

  5. トルクスソケットレンチE5を使用して、スタッドボルト4本を取りはずす。



37. チェーン テンショナASSY NO.1点検
  1. カムを起しロックを解除した状態で、プランジャを押してスムースに動くことを確認する。



  2. A011223
  3. カムのロックが効いた状態でプランジャを押しても動かないことを確認する。



38. カムシャフトタイミング ギヤASSY点検
  1. チェーンをタイミングギヤに取り付ける。



  2. A037071
  3. ノギスを使用して、外径を測定する。

    基準値
    97.44mm
    限度:
    96.2mm

    1. 限度以下の場合は、カムシャフトタイミングギヤASSYを交換する。

    ■ 注 意 ■
    チェーンのローラ部にノギスを当て測定する。



39. カムシャフトタイミング ギヤ OR スプロケット点検
  1. チェーンをタイミングギヤに取り付ける。



  2. A037072
  3. ノギスを使用して、外径を測定する。

    基準面
    97.44mm
    限度:
    96.2mm

    1. 限度以下の場合は、カムシャフトタイミングギヤを交換する。

    ■ 注 意 ■
    チェーンのローラ部にノギスを当て測定する。



40. チェーンテンショナ スリッパ点検


    A037065
  1. ノギスを使用して、チェーンテンショナスリッパの肉厚を測定する。

    限度
    1.0mm

    1. 限度以下の場合は、チェーンテンショナスリッパを交換する。



41. チェーンバイブレーション ダンパ NO.1点検


    A037066
  1. ノギスを使用して、チェーンバイブレーションダンパの肉厚を測定する。

    限度
    1.0mm

    1. 限度以下の場合は、チェーンバイブレーションダンパを交換する。



42. シリンダヘッドセット ボルト点検


    A050072
  1. ノギスを使用して、ヘッドボルトの首下長さを測定する。

    基準値
    142.8~144.2mm
    限度:
    147.1mm

    1. 限度以上の場合は、ヘッドボルトを交換する。



43. オイル パンSUB-ASSY取り付け


  1. トルクスソケットレンチE5を使用して、スタッドボルト4本を取り付ける。

    基準値
    T=5.0N·m{51kgf·cm}



    A037147



  2. A037070
  3. 図の箇所にシールパッキンブラックをビード状(直径2~3mm)に塗布する。

    ■ 注 意 ■
    1. 取り付け面を清掃および脱脂する。
    2. シールパッキン塗布後3分以内に取り付け、15分以内にボルトを締め付ける。
    3. 取り付け後、2時間以内はエンジンオイルを注入しないで放置する。
    4. 取り付け後、2時間以内はエンジンを始動させない。

  4. 新品のOリング2個をシリンダブロックに取り付ける。



  5. A037067
  6. 図の順序でボルト13本を数回に分けて仮締めした後、規定トルクで締め付ける。

    基準値
    T=24N·m{245kgf·cm}

    □ 参 考 □
    1. ボルトA(首下長さ46mm)
    2. ボルトB(首下長さ85mm)
    3. ボルトC(首下長さ140.7mm)



44. オイル ストレーナSUB-ASSY取り付け
  1. 新品のガスケットを介して、ボルトおよびナット2個でオイルストレーナを取り付ける。

    基準値
    T=11N·m{112kgf·cm}



45. オイル パンSUB-ASSY NO.2取り付け


    A030178
  1. 図の箇所にシールパッキンブラックをビード状(直径2.5~3.5mm)に塗布する。

    ■ 注 意 ■
    1. 取り付け面を清掃および脱脂する。
    2. シールパッキン塗布後3分以内に取り付け、15分以内にボルトを締め付ける。
    3. 取り付け後、2時間以内はエンジンオイルを注入しないで放置する。
    4. 取り付け後、2時間以内はエンジンを始動させない。

  2. ボルト9本およびナット2個で、オイルパンNo.2を取り付ける。

    基準値
    T=9.0N·m{92kgf·cm}

  3. 新品のガスケットを介して、オイルパンドレーンプラグを取り付ける。

    基準値
    T=38N·m{387kgf·cm}



46. オイルフィルタ ユニオン取り付け
  1. ソケットヘキサゴンレンチ12を使用して、オイルフィルタユニオンを取り付ける。

    基準値
    T=30N·m{306kgf·cm}



47. オイル フィルタSUB-ASSY取り付け
  1. エンジン側の取り付け面の汚れおよび、異物を取り除く。

  2. 新品のオイルフィルタのOリングに少量のエンジンオイルを塗布する。

  3. Oリングが取り付け面に当たるまで手で締め付ける。



  4. A038018
  5. SSTを使用して、さらに3/4回転締め付ける。

    SST
    09228-06501  



48. シリンダヘッド ガスケット取り付け


    A037100
  1. ロットナンバーが上になるようにヘッドガスケットをシリンダブロックに取り付ける。

    ■ 注 意 ■
    1. 取り付け面を清掃および脱脂する。
    2. 方向に注意する。
    3. ヘッドガスケットを傷付けないように注意して取り付ける。



49. シリンダ ヘッドSUB-ASSY取り付け

□ 参 考 □
シリンダヘッドボルトは塑性域締め付け法で締め付ける。

  1. 図の箇所にシールパッキンブラック(直径3.5~4.5mm)を塗布する。

    ■ 注 意 ■
    1. 取り付け面を清掃および脱脂する。
    2. シールパッキン塗布後3分以内に取り付け、15分以内にヘッドボルトを締め付ける。



  2. A037152
  3. シリンダヘッドボルトのねじ部と座面に少量のエンジンオイルを塗布する。



  4. A035288
  5. ダブルヘキサゴン8レンチを使用して、図の順序でシリンダヘッドボルトを数回に分けて仮締めした後、規定トルクで締め付ける。

    基準値
    T=29N·m{296kgf·cm}



  6. A035289
  7. シリンダヘッドボルト頭部のエンジンフロント側にペイントマークを付ける。

  8. ペイントマークを目安にして、締め付け順序に従いシリンダヘッドボルトを90°締め付ける。さらに、締め付け順序に従い90°増し締めする。

  9. 全てのペイントマークが180°締め付けられた位置にあることを確認する。



50. エンジンリヤオイル シール取り付け
  1. 新品のオイルシールのリップ部に少量のMPグリースNo.2を塗布する。

    ■ 注 意 ■
    リップ部に切粉および砂等の異物を付着させない。



  2. A050928
  3. SSTを使用して、オイルシールをシリンダブロック端面まで均等に打ち込む。

    SST
    09223-56010  

    ■ 注 意 ■
    1. オイルシールを斜めに打ち込まない。
    2. クランクシャフトに付着したグリースを拭き取る。



51. カムシャフトタイミング ギヤASSY取り付け
  1. カムシャフトのストレートピンに対して、カムシャフトタイミングギヤASSYのキー溝を図のようにずらした状態でかん合させる。

  2. 軽くカムシャフトタイミングギヤASSYを押しながら図の方向(左回転)に回転させ、キー溝とストレートピンが一致したところでさらに押し込む。

    ■ 注 意 ■
    カムシャフトタイミングギヤを絶対に遅角方向(右回転)に回転させないこと。

  3. カムシャフトタイミングギヤASSYとカムシャフトのフランジ部とのすき間が無い事を確認する。

  4. カムシャフトタイミングギヤが回転しないように注意しながらフランジボルトを締め付ける。

    基準値
    T=64N·m{653kgf·cm}

    ■ 注 意 ■
    最遅角位置でロックしてしまった場合は、カムシャフトタイミングギヤ内のロックピンを解除してからボルトを締め付ける。



  5. A037102
  6. 締め付け後、カムシャフトタイミングギヤASSYを遅角方向(右回転)に回転させ動くことを確認し、可動端でカムシャフトタイミングギヤASSYがロックすることを確認する。



52. カムシャフト取り付け
  1. カムシャフトカム部およびシリンダヘッドジャーナル部にエンジンオイルを塗布する。

  2. カムシャフトタイミングギヤのタイミングマークが上側になるようにカムシャフトをシリンダヘッドにセットする。



  3. A037103
  4. ベアリングキャップNo.2のフロントマークおよび数字を確認し、数回に分けて均等に締め付ける。

    基準値
    T=13N·m{133kgf·cm}

    ■ 注 意 ■
    カムシャフトを水平に沈み込ませる。



53. カムシャフトタイミング ギヤ OR スプロケット取り付け
  1. カムシャフトのサービス用六角部をアルミなどの口金を介してバイスに固定する。



  2. A032167
  3. カムシャフトNo.2のノックピンとカムシャフトタイミングギヤのピン溝を合わせ、フランジボルトで締め付ける。

    基準値
    T=64N·m{653kgf·cm}

    ■ 注 意 ■
    カムシャフトを傷つけない。



54. カムシャフト NO.2取り付け
  1. カムシャフトカム部およびシリンダヘッドジャーナル部にエンジンオイルを塗布する。

  2. カムシャフトタイミングギヤのタイミングマークが上側になるようにカムシャフトNo.2をシリンダヘッドにセットする。



  3. A037104
  4. ベアリングキャップNo.2のフロントマークおよび数字を確認し、図の順序で数回に分けて均等に締め付ける。

    基準値
    T=13N·m{133kgf·cm}

    ■ 注 意 ■
    カムシャフトを水平に沈み込ませる。

  5. ベアリングキャップNo.1を取り付ける。

    基準値
    T=23N·m{235kgf·cm}



55. カムポジション センサ取り付け
  1. Oリングにエンジンオイルを塗布する。

    ■ 注 意 ■
    Oリングに傷および変形がある場合は、カムポジションセンサごと新品に交換する。

  2. ボルトでカムポジションセンサを取り付ける。

    基準値
    T=8.0N·m{82kgf·cm}



56. チェーンSUB-ASSY取り付け


    A038012
  1. 図の位置のタイミングチェーンマークプレート(黄色)とタイミングマークを合わせて、チェーンを取り付ける。



  2. A035323
  3. マークプレートとタイミングマークがずれないように、クランクシャフトタイミングスプロケット付近でチェーンをひもで縛る。

    ■ 注 意 ■
    チェーンテンショナASSY No.1取り付け後、必ずひもを取りはずす。

    □ 参 考 □
    歯飛び防止のため行う。

  4. ボルト2本でチェーンバイブレーションダンパを取り付ける。

    基準値
    T=9.0N·m{92kgf·cm}

  5. チェーンテンショナスリッパを取り付ける。



  6. A035276
  7. ストッパプレートを上に動かしロックを解除した状態でプランジャを奥まで押し込む。

  8. ストッパプレートを下に動かしてロックし、ストッパプレートおよびテンショナの穴を合わせ、六角棒レンチを差し込む。

  9. ボルト2本でチェーンテンショナASSYを取り付ける。

    基準値
    T=9.0N·m{92kgf·cm}

  10. チェーンテンショナASSYのストッパプレートから六角棒レンチを抜き取る。

  11. ひもを取りはずす。



57. オイルポンプ シール取り付け


    A050161
  1. SSTを使用して、新品のオイルシールをオイルポンプの端面まで均等に打ち込む。

    SST
    09950-60010   (09951-00250, 09951-00380, 09952-06010)
    09950-70010   (09951-07100)

    ■ 注 意 ■
    1. オイルシールを斜めに打ち込まない。
    2. リップ部に切粉および砂等の異物を付着させない。

  2. オイルシールのリップ部に少量のMPグリースNo.2を塗布する。



58. オイル ポンプASSY取り付け


    A035266
  1. 図の2箇所に新品のOリングを取り付ける。



  2. エンジン本体側およびオイルポンプの図の箇所にシールパッキンを塗布する。

    ■ 注 意 ■
    1. 取り付け面を清掃および脱脂する。
    2. シールパッキン塗布後3分以内に取り付け、15分以内にボルトを締め付ける。
    3. 取り付け後、2時間以内はエンジンオイルを注入しないで放置する。
    4. 取り付け後、2時間以内はエンジンを始動させない。



    A050921



  3. A035284
  4. オイルポンプのドライブロータスプライン部をクランクシャフトの2面幅部に合わせ、オイルポンプASSYをクランクシャフトに挿入する。



  5. A037150
  6. 図のようにボルト15本およびナットでオイルポンプASSYを取り付ける。

    基準値
    T=24N·m{245kgf·cm}(ボルトA)(M8 30mm)
    T=11N·m{112kgf·cm}(ボルトB)(M6 35mm)
    T=11N·m{112kgf·cm}(ボルトC)(M6 20mm)
    T=24N·m{245kgf·cm}(ナットD)
    T=24N·m{245kgf·cm}(ボルトE)(M8 2段ボルト)

    ■ 注 意 ■
    1. オイルポンプASSY取り付け時、チェーン等に接触しないように注意する。
    2. オイルポンプASSY取り付け後、15分以内にマウンティングブラケットおよびウォータポンプを取り付ける。



59. エンジンウォータポンプASSY取り付け


    A037105
  1. 新品のガスケットを介して、ボルト3本およびナット2個でウォータポンプASSYを取り付ける。

    基準値
    T=11N·m{112kgf·cm}



60. エンジンマウンティング ブラケット RH取り付け

基準値
T=55N·m{561kgf·cm}



61. ウォータポンプ プーリ取り付け


    B009370
  1. SSTを使用してウォータポンププーリを固定し、ボルト3本を締め付ける。

    SST
    09960-10010   (09962-01000, 09963-01000)

    基準値
    T=15N·m{153kgf·cm}



62. クランクシャフト ダンパSUB-ASSY取り付け
  1. クランクシャフトダンパの穴をクランクシャフトのピンに合わせる。



  2. A011262
  3. SSTを使用してクランクシャフトダンパを固定し、ボルトを締め付ける。

    基準値
    T=128N·m{1305kgf·cm}

    SST
    09213-58013   (91111-50845)
    09330-00021  



63. バルブクリアランス点検

■ 注 意 ■
バルブクリアランスの点検は冷間時に行うこと。

  1. No.1シリンダ圧縮上死点セット

    1. クランクシャフトダンパを正回転させ、タイミングマーク(切り欠き)をチェーンカバーの0度の位置に合わせる。



    2. A050140
    3. このとき、カムシャフトタイミングギヤのタイミングマークが図の位置にあることを確認する。

      □ 参 考 □
      マークが合っていない場合はクランクを回転させ再度合わせる。

  2. 図の箇所のバルブクリアランスを点検する。



      A035753
    1. シックネスゲージを使用して、バルブリフタとカムシャフト間のクリアランスを測定する。

      基準値(冷間時)
      IN 0.17~0.23mm
      EX 0.27~0.33mm

      1. 基準値以外の場合はクリアランスを記録しておく。

  3. クランクシャフトを正回転方向に一回転させ、No.4シリンダを圧縮上死点にする。

  4. 図の箇所のバルブクリアランスを点検する。



      A035754
    1. シックネスゲージを使用して、バルブリフタとカムシャフト間のクリアランスを測定する。

      基準値(冷間時)
      IN 0.17~0.23mm
      EX 0.27~0.33mm

      1. 基準値以外の場合はクリアランスを記録しておく。



64. バルブクリアランス調整


A035862

■ 注 意 ■
タイミングチェーンを切り離してカムシャフトを回転させる場合は、バルブが全開状態でピストンと干渉しないようにクランクシャフトを左回転させBTDC40°にし、クランクシャフトダンパの切り欠きが図の位置にあることを確認して行う。

  1. No.1シリンダ圧縮上死点セット

    1. クランクシャフトダンパを正回転させ、タイミングマーク(切り欠き)をチェーンカバーの0度の位置に合わせる。



    2. A050140
    3. このとき、カムシャフトタイミングギヤのタイミングマークが図の位置にあることを確認する。

      □ 参 考 □
      マークが合っていない場合はクランクを回転させ再度合わせる。



  2. A011252
  3. カムシャフトタイミングギヤのタイミングマークに対応するチェーンの各プレートにペイントマークを塗布する。



  4. A037101
  5. ソケットヘキサゴンレンチ8を使用して、チェーンカバーサービスホールスクリュプラグを取りはずす。



  6. A035285
  7. マイナスドライバーを使用して、チェーンテンショナサービスホールより、テンショナのストッパプレートを上げた状態で保持し、カムシャフトNo.2のサービス用六角部を使用して、カムシャフトNo.2を右回転させ、テンショナのプランジャが押された状態にする。

  8. マイナスドライバーをチェーンテンショナサービスホールより取りはずして、ストッパプレートが下がった状態でストッパプレートおよびテンショナの穴を合わせ六角棒レンチを差し込む。

    □ 参 考 □
    1. カムシャフトNo.2を少量左回転させ、再度右回転させると、六角棒レンチが差し込みやすくなる。
    2. 六角棒レンチが抜けないように、テープなどで固定しておく。



  9. A037106
  10. カムシャフトNo.2のサービス用六角部をモンキーレンチなどで保持し、カムシャフトタイミングギヤ取り付けボルトをゆるめる。



  11. A035760
  12. カムシャフトベアリングキャップを図の順序で取りはずす。

    ■ 注 意 ■
    カムシャフトを水平に保持しながら、ボルトを均等にゆるめる。



  13. A037148
  14. カムシャフトNo.2を少し浮かした状態で、フランジボルトをはずし、カムシャフトNo.2およびカムシャフトタイミングギヤを取りはずす。



  15. A035766
  16. カムシャフトベアリングキャップを図の順序で取りはずす。

    ■ 注 意 ■
    カムシャフトを水平に保持しながら、ボルトを均等にゆるめる。



  17. A035767
  18. タイミングチェーンを手で保持し、カムシャフトおよびカムシャフトタイミングギヤASSYを取りはずす。



  19. A035227
  20. タイミングチェーンをロープまたは針金などで吊っておく。

    ■ 注 意 ■
    タイミングチェーンカバーの中に何も入らないように注意すること。

  21. バルブリフタを取りはずす。



  22. A033166
  23. マイクロメーターを使用して、取りはずしたバルブリフタの厚さを測定する。

  24. バルブクリアランスが基準値になるようにバルブリフタの厚さを算出する。
    A
    選択バルブリフタ
    B
    取りはずしたバルブリフタの厚さ
    C
    測定したバルブクリアランス

    基準値(冷間時)
    IN A=B+(C-0.20mm)
    EX A=B+(C-0.30mm)

  25. バルブリフタを選択する。

    □ 参 考 □
    バルブリフタは、5.06~5.74mmの範囲で0.02mmごとに35種類の補給がある。

  26. 選択したバルブリフタを取り付ける。

  27. カムシャフトカム部およびシリンダヘッドジャーナル部にエンジンオイルを塗布する。



  28. A050138
  29. 図のようにタイミングチェーンを手で保持し、タイミングチェーンのマークプレートがカムシャフトタイミングギヤASSYの合わせマークと一致するように、カムシャフトおよびカムシャフトタイミングギヤASSYを取り付ける。



  30. A037107
  31. ベアリングキャップNo.2のフロントマークおよび数字を確認し、図の順序で数回に分けて均等に締め付ける。

    基準値
    T=13N·m{133kgf·cm}

    ■ 注 意 ■
    カムシャフトを水平に沈み込ませる。



  32. A050139
  33. 図のようにタイミングチェーンを手で保持し、タイミングチェーンのマークプレートがカムシャフトタイミングギヤの合わせマークと一致するように、カムシャフトNo.2およびカムシャフトタイミングギヤを取り付ける。



  34. A037148
  35. カムシャフトNo.2のノックピンとカムシャフトタイミングギヤのピン溝を合わせる。

  36. フランジボルトを仮付けする。



  37. A035763
  38. ベアリングキャップNo.2のフロントマークおよび数字を確認し、図の順序で数回に分けて均等に締め付ける。

    基準値
    T=13N·m{133kgf·cm}

    ■ 注 意 ■
    カムシャフトを水平に沈み込ませる。

  39. ベアリングキャップNo.1を取り付ける。

    基準値
    T=23N·m{235kgf·cm}



  40. A037106
  41. カムシャフトNo.2のサービス用六角部をモンキーレンチなどで保持し、カムシャフトタイミングギヤ取り付けボルトを締め付ける。

    基準値
    T=64N·m{653kgf·cm}

  42. チェーンテンショナから六角棒レンチを抜き取る。



  43. A050140
  44. クランクシャフトプーリを正回転させクランクシャフトプーリの切り欠きを0°マークに合わせる。

  45. 各々の合わせマークが一致していることを確認する。

  46. チェーンカバーサービスホールスクリュプラグのボルト先端より、2~3ねじ山にアドヘシブ1324を塗布する。



  47. A037101
  48. ソケットヘキサゴンレンチ8を使用して、チェーンカバーサービスホールスクリュプラグを取り付ける。

    基準値
    T=15N·m{153kgf·cm}



65. フューエル インジェクタASSY取り付け
  1. 新品のインシュレータおよびOリングをフューエルインジェクタに取り付ける。



  2. B000201
  3. Oリングにガソリンを塗布する。



  4. B000202
  5. フューエルインジェクタを左右に回転させながら、フューエルデリバリパイプに取り付ける。

    ■ 注 意 ■
    1. Oリングはねじれないよう十分注意すること。
    2. フューエルデリバリパイプに組み付け後、比較的軽く回転するのを確認し、回転しない場合は、新品のOリングに交換し再組み付けする。



66. フューエルデリバリ パイプSUB-ASSY取り付け
  1. デリバリパイプスペーサをシリンダヘッドに取り付ける。



  2. A035640
  3. ボルト3本でデリバリパイプ W/インジェクタを取り付ける。

    基準値
    T=19N·m{194kgf·cm}(ボルトA)
    T=9.0N·m{92kgf·cm}(ボルトB)

    ■ 注 意 ■
    1. インジェクタを落さない。
    2. 組み付け後、インジェクタを手で回したりして、無理なく確実に組み付けられていることを確認する。



67. シリンダヘッド カバーSUB-ASSY取り付け
  1. シリンダヘッドカバーに新品のシリンダヘッドカバーガスケットを取り付ける。



  2. A035755
  3. 図の位置にシールパッキンブラックを塗布し、シリンダヘッドカバーを取り付ける。

    ■ 注 意 ■
    1. 取り付け面を清掃および脱脂する。
    2. シールパッキン塗布後3分以内に取り付ける。
    3. 取り付け後、2時間以内はエンジンを始動させない。

  4. ボルト9本およびナット2個でシリンダヘッドカバーを取り付ける。



  5. A035756
  6. 図の順序でボルトおよびナットを均等に締め付ける。

    基準値
    T=10N·m{102kgf·cm}



68. クランクポジション センサ取り付け
  1. Oリングにエンジンオイルを塗布する。

    ■ 注 意 ■
    Oリングに傷および変形がある場合は、クランクポジションセンサごと新品に交換する。

  2. ボルトでクランクポジションセンサを取り付ける。

    基準値
    T=7.5N·m{76kgf·cm}



69. サーモスタット取り付け
  1. 新品のガスケットをサーモスタットに取り付ける。



  2. A050133
  3. ジグル弁を図の位置に合わせてサーモスタットを取り付ける。

    □ 参 考 □
    ジグル弁の向きは真上から左右に10°以内の範囲にする。

  4. ナット2個でウォータインレットを取り付ける。

    基準値
    T=9.0N·m{92kgf·cm}



70. カムシャフトタイミングオイルコントロール バルブASSY取り付け

基準値
T=7.5N·m{76kgf·cm}



71. スパーク プラグ取り付け

基準値
T=18N·m{184kgf·cm}