シリンダブロツクASSY(1ND-TV)  オーバーホール(脱着·分解)

準備品一覧



1. コネクテイングロツドスラストクリアランス点検


    A068077
  1. ダイヤルゲージを使用して、スラストクリアランスを測定する。

    基準値
    0.16-0.36mm

    限 度
    0.36mm



2. コネクテイングロツドオイルクリアランス点検


    A068078
  1. ペイントを使用して、コネクティングロッドとキャップに合わせマークを付ける。

  2. SSTを使用して、ベアリングキャップを取りはずす。

    SST
    09205-16010  

  3. ベアリング内外面、コネクティングロッドエンドおよびクランクピンを清掃する。

  4. 著しい摩耗および傷つきのないことを確認する。



  5. A068080
  6. プレスゲージをクランクピンの軸方向にセットする。



  7. A069796
  8. コネクティングロッドとキャップの組み合せおよびキャップのフロントマークを確認して、コネクティングロッドにキャップを組み付ける。

  9. ボルトのねじ部および座面に少量のエンジンオイルを塗布する。



  10. A068081
  11. SSTを使用して、ボルトを2-3回に分けて仮締めした後、規定トルクで締め付ける。

    SST
    09205-16010  

    基準値
    T=15N·m{153kgf·cm}



  12. A030057
  13. ボルト頭部のフロント側にペイントマークを付ける。

  14. ペイントマークを目安に各ボルトを90°増し締めする。

    ■ 注 意 ■
    測定時、クランクシャフトを回転させない。



  15. A068082
  16. ベアリングキャップをはずし、プレスゲージの最も幅の広い部分を測定する。

    基準値
    0.014-0.038mm

    限 度
    0.065mm

    ■ 注 意 ■
    点検後、プレスゲージを完全に取り除く。



  17. A067949
  18. 限度以上の場合はベアリングを選択、交換する。

    □ 参 考 □
    選択符号
    コネクティングロッド大端穴径[mm]
    ベアリング中央肉厚[mm]
    オイルクリアランス[mm]
    1
    43.000-43.008
    1.489-1.493
    0.014-0.038
    2
    43.008-43.016
    1.493-1.497
    ↑
    3
    43.016-43.024
    1.497-1.501
    ↑



3. ピストン ウイズ コネクテイングロツド取りはずし


4. コネクティングロッド ベアリング取りはずし


5. クランクシャフトスラストクリアランス点検


    A068084
  1. ダイヤルゲージを使用して、スラストクリアランスを測定する。

    基準値
    0.04-0.24mm

    限 度
    0.3mm

    1. 限度以上の場合は、スラストワッシャまたはクランクシャフトを交換する。

    □ 参 考 □
    スラストワッシャ肉厚 2.43-2.48mm



6. クランクシャフト取りはずし
  1. 図の順序で2-3回に分けて均等にゆるめ、ベアリングキャップを取りはずす。



  2. A068085
  3. ベアリングキャップをはずし、クランクシャフトを取りはずす。



7. クランクシャフト ベアリング取りはずし


8. ピストン リングセット取りはずし

□ 参 考 □
組み合わせおよび上下の向きを覚えておく。



    A067951
  1. ピストンリングツールを使用して、コンプレッションリングNo.1およびコンプレッションリングNo.2を取りはずす。

  2. オイルリングセットを手で取りはずす。



9. ピストンSUB-ASSY(ピン ツキ)取りはずし


    A067952
  1. マイナス薄刃ドライバーを使用して、ピストンピンホールスナップリングを取りはずしピストンピンを取りはずす。。

    ■ 注 意 ■
    ピストンとピストンピンの組み合せを変えない。



10. スタッドボルト取りはずし


11. ストレートピン取りはずし


12. シリンダヘッドセット ストレイト ピン取りはずし


13. タイトプラグ取りはずし


14. オイルジェット取りはずし


    A069779
  1. オイルジェットを取りはずす。

    ■ 注 意 ■
    取り外したオイルジェットは再使用しない。



15. オイル ノズルSUB-ASSY NO.1取りはずし


    A069783
  1. ヘキサゴンレンチ(5mm)を使用して、ヘッドキャップボルトをはずし、オイルノズル4個を取りはずす。



16. シリンダブロツクひずみ点検


    A068090
  1. 直定規およびシックネスゲージを使用して、シリンダブロック上面のひずみを測定する。

    限 度
    0.05mm



17. シリンダボア点検


    A213780
  1. シリンダーゲージを使用して、図の4箇所の内径を測定する。

    基準値
    73.000-73.013mm

    限 度
    73.13mm

    1. 測定した4箇所の平均値が限度以上の場合は、シリンダブロックを交換する。



18. ピストンSUB-ASSY(ピン ツキ)点検
  1. マイクロメーターを使用して、ピストン上端から52mmの位置でピン穴と直角方向の直径を測定する。

    基準値
    72.936-72.950mm



  2. A067957
  3. キャリパーゲージを使用して、ピストンのピン穴の内径を測定する。

    基準値(20°C)
    27.019-27.031mm



  4. EM00227
  5. マイクロメーターを使用して、ピストンピンの外径を測定する。

    基準値(20°C)
    27.008-27.020mm

    ■ 注 意 ■
    ピストンとの組み合わせを変えない。

  6. ピストンのピン穴の内径とピストンピンの外径からオイルクリアランスを算出する。

    基準値
    0.007-0.015mm

    限 度
    0.05mm

    1. 限度以上の場合は、ピストンウィズピンを交換する。



19. ピストンクリアランス点検
  1. シリンダ最小内径およびピストンの外径より、ピストンクリアランスを算出する。

    基準値
    0.050-0.077mm

    限 度
    0.08mm

    1. 限度以上の場合は、ピストンまたはシリンダブロックを交換する。



20. ピストンリングとリング溝すき間点検


    A037362
  1. シックネスゲージを使用して、ピストンリングとリング溝のすき間を全周にわたって測定する。

    基準値
    No.1:0.110-0.150mmNo.2:0.075ー0.110mmオイル:0.030ー0.070mm



21. ピストンリング合い口すき間点検


    A067959
  1. ピストンを使用して、ピストンリングをシリンダブロック上面から約110mmまで押し込み、合い口すきまを測定する。



  2. A037355
  3. シックネスゲージを使用して、合い口すき間を測定する。

    基準値
    No.1:0.23-0.33mmNo.2:0.47ー0.57mmオイル:0.20ー0.40mm



22. コネクティングロッド ボルト点検


    A015065
  1. ノギスを使用して図の位置で外径を判断する。

    基準値
    6.6-6.7mm

    限 度
    6.4mm

    1. 限度以下の場合は、コネクティングロッドボルトを交換する。



23. クランクシャフト点検


    A069780
  1. Vブロックおよびダイヤルゲージを使用して、クランクシャフトの振れを測定する。

    限 度
    0.015mm



  2. A069799
  3. マイクロメーターを使用して、クランクシャフトジャーナル部の図の箇所を測定する

    基準値
    45.988-46.000mm

  4. ジャーナル部のだ円度およびテーパー度を算出する。

    限 度
    0.02mm



  5. A069798
  6. マイクロメーターを使用して、クランクピンの図の箇所を測定する。

    基準値
    39.992-40.000mm

  7. クランクピンのだ円度およびテーパー度を算出する。

    限 度
    0.02mm



  8. A069800
  9. チェーンをスプロケットに取り付け、スプロケット(チェーンローラー)の外径を測定する。

    限 度
    74.5mm

    ■ 注 意 ■
    外径の測定は、チェーンローラー部にノギスを当てて測定すること。



24. クランクシャフトベアリングキャップセット ボルト点検


    A067953
  1. ノギスを使用して図の位置で最も細い箇所の外径を測定する。

    基準値
    10.8-11.0mm

    限 度
    10.6mm

    1. 限度以下の場合は、クランクベアリングキャップボルトを交換する。



25. クランクシャフトオイルクリアランス点検
  1. メインジャーナルおよびベアリングを清掃する。



  2. A112932J01
  3. 油溝のあるアッパーベアリングをシリンダブロックに取り付け、ロワーベアリングをベアリングキャップに取り付ける。

    ■ 注 意 ■
    シリンダブロックのベアリング取り付け面およびベアリング背面にエンジンオイルを塗布しない。

    □ 参 考 □
    再組み付けの際にはベアリングキャップの中央にベアリングが入るよう測定して位置決めを行う。

    基準値
    A-B=0.8mm以下
    C-D=0.8mm以下

  4. クランクシャフトをシリンダブロックに取り付ける。



  5. A068087
  6. プレスゲージをクランクシャフトジャーナルの軸方向にセットする。



  7. A068097
  8. ベアリングキャップのフロントマークおよび打刻番号を確認してブロックに取り付ける。

  9. ボルトのねじ部および座面に少量のエンジンオイルを塗布する。



  10. A070033
  11. 図の順序でボルトを2-3回に分けて仮締めした後、規定トルクで締め付ける。

    基準値
    T=60N·m{612kgf·cm}



  12. A030057
  13. ボルト頭部のフロント側にペイントマークを付ける。

  14. ペイントマークを目安に各ボルトを締め付け順序で90°増し締めする。

  15. 全てペイントマークが90°締め付けられた方向にあることを確認する。

    ■ 注 意 ■
    測定時、クランクシャフトを回転させない。



  16. A068088
  17. ベアリングキャップをはずし、プレスゲージの最も幅の広い部分を測定する。

    基準値
    0.010ー0.023mm

    限 度
    0.07mm

    1. 限度以上の部分は、ベアリングを選択、交換する。

    ■ 注 意 ■
    測定後、プレスゲージを完全に取り除く。

    □ 参 考 □

    1. A068089
    2. シリンダブロック穴径刻印+クランクジャーナル径刻印を計算し、ベアリング選択符号によりベアリングサイズを決める。
    3. [例]ブロック穴径刻印「3」、クランクジャーナル径刻印「5」の場合は、3+5=8よってベアリング選択符号「3」を選択する。

    刻印
    シリンダブロック穴径〔mm〕
    クランクジャーナル径〔mm〕
    0
    50.000-50.003
    45.998-46.000
    1
    50.003-50.005
    45.996-45.998
    2
    50.005-50.007
    45.994-45.996
    3
    50.007-50.010
    45.992-45.994
    4
    50.010-50.012
    45.990-45.992
    5
    50.012-50.014
    45.998-45.990
    6
    50.014-50.016
    -
    ブロックとクランクジャーナルの刻印合計
    ベアリング選択符号
    ベアリング中央内厚〔mm〕
    オイルクリアランス〔mm〕
    0-2
    1
    1.992-1.995
    0.010-0.023
    3-5
    2
    1.995-1.998
    ↑
    6ー8
    3
    1.998-2.001
    ↑
    9ー11
    4
    2.001-2.004
    ↑



26. オイルジェット取り付け


    A147984J01
  1. 図の位置になるように、オイルジェットを打ち込む。

    ■ 注 意 ■
    1. スプールが当たるまで確実に圧入すること。
    2. オイルジェットの角度が合っていない場合、チェーンカバー(オイルポンプ)の組付けができない。



27. オイル ノズルSUB-ASSY NO.1取り付け


    A069783
  1. ヘキサゴンレンチ(5mm)を使用して、ヘッドキャップボルト4本でオイルノズル4個を取り付ける。

    基準値
    T=9.0N·m{92kgf·cm}



28. タイトプラグ取り付け
  1. 新品のタイトプラグ外周にアドヘシブ1324を塗布する。



  2. A069802

    A069782

  3. SSTを使用して、図の位置まで打ち込む。

    SST
    09950-60010   (09951-00180)
    09950-70010   (09951-07100)

    基準値
    0.2-1.2mm



29. シリンダヘッドセット ストレイト ピン取り付け


    A069810
  1. プラスチックハンマーを使用して、ストレートピンを打ち込む。

    基準値
    8.5-9.5mm



30. ストレートピン取り付け


  1. プラスチックハンマーを使用して、ストレートピンおよびリングピンを打ち込む。


    A069803

    基準値
    8.5-9.5mm(ピンA)
    11.5-12.5mm(ピンB)
    18.5-19.5mm(ピンC)
    3.5-4.5mm(リングピンD)



31. スタッドボルト取り付け


  1. 図の位置にスタッドボルトを取り付ける。


    A069801

    基準値
    T=5.0N·m{50kgf·cm}

    ■ 注 意 ■
    図のスタッドボルトは、下側がシリンダブロック取り付け側となる。



32. クランクシャフト取り付け


    A112932J01
  1. 油溝のあるアッパーベアリングをシリンダブロックに取り付け、ロワーベアリングをベアリングキャップに取り付ける。

    ■ 注 意 ■
    シリンダブロックのベアリング取り付け面およびベアリング背面にエンジンオイルを塗布しない。

    □ 参 考 □
    再組み付けの際にはベアリングキャップの中央にベアリングが入るよう測定して位置決めを行う。

    基準値
    A-B=0.8mm以下
    C-D=0.8mm以下



  2. A032173
  3. 油溝を外側に向け、スラストワッシャをシリンダブロックおよびベアリングキャップのNo.3の前後面に取り付ける。

  4. アッパーベアリングにオイルを塗布し、クランクシャフトをシリンダブロックに取り付ける。



  5. A068097
  6. ベアリングキャップのフロントマークおよび打刻番号を確認してブロックに取り付ける。

  7. ベアリングキャップSUB ASSYのベアリング表面、ボルトのねじ部および座面に少量のエンジンオイルを塗布する。



  8. A070033
  9. ソケットレンチ(12mm)を使用して、図の順序でボルトを2-3回に分けて仮締めした後、規定トルクで締め付ける。

    基準値
    T=60N·m{612kgf·cm}

    ■ 注 意 ■
    クランクシャフトがスムースに回転することを確認しながら締め付ける。



  10. A030057
  11. ボルト頭部のフロント側にペイントマークを付ける。

  12. ペイントマークを目安に各ボルトを締め付け順序で90°増し締めする。

  13. 全てペイントマークが90°締め付けられた方向にあることを確認する。



33. ピストンSUB-ASSY(ピン ツキ)取り付け
  1. ピストンピンおよびコネクティングロッド小端部にエンジンオイルを塗布する。



  2. A068095
  3. ピストンおよびコネクティングロッドキャップのフロントマークを合わせる。



  4. A067968
  5. 新品のピストンピンホールスナップリングを取り付ける。

  6. ピストンピンをピストンに押し込む。

  7. 新品のピストンピンホールスナップリングをもう一方に取り付ける。

    ■ 注 意 ■
    ピストンとピストンピンの組み合せを変えない。

    SST
    09221-25026   (09221-00021, 09221-00030, 09221-00190, 09221-00141, 09221-00150)



34. コネクティングロッド ベアリング取り付け


    A033383
  1. ベアリングをコネクティングロッドおよびコネクティングロッドキャップにツメ位置および油穴を合わせて組み付ける。

    ■ 注 意 ■
    コネクティングロッド、コネクティングロッドキャップのベアリング取り付け面およびベアリング裏面にエンジンオイルを塗布しない。



35. ピストン リングセット取り付け

□ 参 考 □
再使用する場合は、組み合わせおよび上下の向きを間違えないようにする。

  1. オイルリングセットを手で取り付ける。



  2. A067951
  3. ピストンリングツールを使用して、刻印を上にしてコンプレッションリングを取り付ける。



  4. A067970
  5. ピストンリングの合い口を図の位置にする。



36. ピストン ウイズ コネクテイングロツド取り付け
  1. シリンダ壁面、ピストン外周およびコネクティングロッドベアリング表面にエンジンオイルを塗布する。

  2. ピストンリングの合い口を確認する。



  3. A068068
  4. フロントマークを確認し、ピストンリングコンプレッサーを使用してピストン W/コネクティングロッドを取り付ける。

    ■ 注 意 ■
    1. キャップとベアリングの取り付け面には、オイルを付けない。
    2. コネクティングロッドとキャップは分解時と同じ組み合わせにしておく。



  5. A033472
  6. コネクティングロッドとキャップの組み合せおよびキャップのフロントマークを確認して、コネクティングロッドにキャップを組み付ける。

  7. ボルトのねじ部および座面に少量のエンジンオイルを塗布する。



  8. A068081
  9. ボルトを2-3回に分けて仮締めした後、規定トルクで締め付ける。

    基準値
    T=15N·m{150kgf·cm}



  10. A030057
  11. ボルト頭部のフロント側にペイントマークを付ける。

  12. ペイントマークを目安に各ボルトを90°増し締めする。

  13. クランクシャフトがスムースに回転することを確認する。