ターボチャージャSUB-ASSY(1ND-TV)  オーバーホール(脱着·分解)

準備品一覧



1. アクチュエータASSY(ブラケット ツキ)点検
  1. 目視により、アクチュエータに著しい損傷がないことを確認する。



  2. A068104
  3. ターボチャージャープレッシャーゲージを使用して、アクチュエータに157kPa{1.60kgf/cm2}の圧力を加えたとき、ロッドが動き始めることを確認する。

    ■ 注 意 ■
    アクチュエータに288kPa{2.94kgf/cm2}以上の圧力を加えない。



2. タービンハウジング点検
  1. タービンハウジングおよびウエストゲートバルブに著しい損傷がないことを確認する。

    1. タービンハウジングとタービンホイールとの干渉傷

    2. ウエストゲートバルブ当たり面の損傷



    3. A069777
    4. ウエストゲートバルブリンクの変形



3. ロータ点検


    A068114
  1. ロータを手で回転させ、滑らかに回転することを確認する。

    □ 参 考 □
    著しく重いまたは引っ掛かり等がある場合は、ベアリングハウジングを交換する。その際、タービンハウジングおよびコンプレッサハウジングとの干渉も点検する。



4. タービンシャフト点検


    A068115
  1. 図のようにダイヤルゲージをセットし、タービンシャフトの軸方向のガタを点検する。

    基準値:
    0.065mm以下

    □ 参 考 □
    基準値外の場合は、ベアリングハウジングを交換する。その際、タービンハウジングおよびコンプレッサハウジングとの干渉も点検する。



  2. A068116
  3. 図のようにダイヤルゲージをセットし、タービンシャフトの上下方向のガタを点検する。

    基準値:
    0.12mm以下

    □ 参 考 □
    基準値外の場合は、ベアリングハウジングを交換する。その際、タービンハウジングおよびコンプレッサハウジングとの干渉も点検する。



5. アクチュエータASSY(ブラケット ツキ)取りはずし
  1. アクチュエータホースを取りはずす。



  2. A068117
  3. ターボチャージャープレッシャーゲージを使用して、アクチュエータロッドを動かしロッド先端からEリングをはずして、リンクからロッドを取りはずす。

    ■ 注 意 ■
    アクチュエータに288kPa{2.94kgf/cm2}以上の圧力を加えない。



6. ベアリングハウジング スタッド ボルト取りはずし
  1. ベアリングハウジングからベアリングハウジングスタッドボルト2本を取りはずす。



7. タービンハウジング スタッド ボルト取りはずし
  1. タービンハウジングからタービンハウジングスタッドボルト4本を取りはずす。



8. ベアリングハウジング スタッド ボルト取り付け


    A069776
  1. ベアリングハウジングにベアリングハウジングスタッドボルト2本を取り付ける。

    基準値:
    T=5.5N·m{56kgf·cm}



9. タービンハウジング スタッド ボルト取り付け


    A069775
  1. タービンハウジングにタービンハウジングスタッドボルト4本を取り付ける。

    基準値:
    T=13N·m{133kgf·cm}



10. アクチュエータASSY(ブラケット ツキ)取り付け
  1. ターボチャージャープレッシャーゲージを使用して、アクチュエータロッドを動かし、ロッド先端をウエストゲートバルブのリンク穴にはめ込み、Eリングを取り付ける。

    ■ 注 意 ■
    1. ロッドに無理な力を加えない。
    2. アクチュエータに288kPa{2.49kgf/cm2}以上の圧力を加えない。
    3. 取り付け後、アクチュエータ点検を行う。



  2. A068117
  3. ボルト2本でアクチュエータをコンプレッサハウジングに取り付ける。

    基準値:
    T=8.0N·m{80kgf·cm}



11. ターボチャージャアクチュエータロッドストローク調整
  1. ダイヤルゲージにレバー式測定子を取り付け、アクチュエータロッドと正対するようにセットする。

  2. ターボチャージャープレッシャーゲージおよびダイヤルゲージを使用して、アクチュエータに157kPa{1.60kgf/cm2}の圧力を加えたときのアクチュエータロッドのストロークを測定する。

    ■ 注 意 ■
    アクチュエータに288kPa{2.94kgf/cm2}以上の圧力を加えない。

  3. 測定したストロークが基準値となるように、アクチュエータのブラケットとコンプレッサハウジングの間にプレートワッシャを選択して取り付ける。

    基準値:
    0.6-1.1mm

    ■ 注 意 ■
    1. 選択したプレートワッシャは、ターボチャージャープレッシャーゲージを使用し、アクチュエータロッドを動かして取り付ける。ただし、アクチュエータに288kPa{2.94kgf/cm2}以上の圧力を加えない。
    2. プレートワッシャは2箇所共同じ厚さにする。
    3. プレートワッシャは0.5mm、1.0mm、2.0mm、3.0mmを組み合わせて使用する。
    4. プレートワッシャの厚みの合計が3.5mm以上の場合、アクチュエータ取り付けボルトは、キット内のボルトに交換する。(キット内のボルトは4mm長い)

    □ 参 考 □
    ロッドのストロークと選択するプレートワッシャ厚さ

    ロッドのストローク[mm]
    選択するプレートワッシャの厚さ[mm]
    0.60-1.10
    無
    1.11-1.60
    0.5
    1.61-2.10
    1.0
    2.11-2.60
    1.5
    2.61-3.10
    2.0
    3.11-3.60
    2.5
    3.61-4.10
    3.0
    4.11-4.60
    3.5
    4.61-5.10
    4.0
    5.11-5.60
    4.5
    5.61-6.10
    5.0
    6.11-6.60
    5.5
    6.61-7.10
    6.0
    7.11-7.60
    6.5

  4. 選択したプレートワッシャを取り付け後ターボチャージャープレッシャーゲージを使用して、アクチュエータに157kPa{1.60kgf/cm2}の圧力を加え、アクチュエータロッドのストロークが基準値内にあることを確認する。

    基準値:
    0.6-1.1mm

    ■ 注 意 ■
    1. アクチュエータに288kPa{2.94kgf/cm2}以上の圧力を加えない。
    2. 小数点第2位は四捨五入する。



  5. A068118
  6. アクチュエータ取り付けボルト頭部に黄ペイントを塗布する。